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「僕らの歌舞伎: 先取り! 新・花形世代15人に聞く」

2016/12/25
伝統芸能の魅力を次世代につなげる新書シリーズ企画。主に現在30歳前後までの若手歌舞伎役者総勢15名に、芸と役、家、将来についてなどを聞いたインタビュー集です(松也・梅枝・歌昇・萬太郎・巳之助・壱太郎・新悟・右近・廣太郎・種之助・米吉・廣松・隼人・児太郎・橋之助〈年齢順、敬称略〉)。聞き役は元NHKアナウンサーで、伝統芸能をわかりやすく伝える活動を続ける葛西聖司さん。歌舞伎界の将来を担う役者たちの、現在の立ち位置を記録した資料としても有用な書です。カラー口絵では各役者の舞台写真も掲載(Amazon)。

僕らの歌舞伎: 先取り! 新・花形世代15人に聞く (淡交新書)

本書でとりあげられている若手たちの芝居をみても数名を除いては二十年後、三十年後に彼らの親世代の力量の役者に成長している姿は想像できないのだけれど、彼らの歌舞伎に対する真摯な姿勢を知るととそれも夢ではないのかもしれないと思えてくる。ちなみに私の現時点のお気に入りは松也、巳之助、歌昇、種之助、梅枝、児太郎。葛西聖司さんの十五人全員についての評がよかった。

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21:19 歌舞伎本 | コメント(0) | トラックバック(0)

早稲田大学演劇博物館 「中村吉右衛門展」

2016/06/24
早稲田大学演劇博物館へ。お目当ては「中村吉右衛門展」。吉右衛門丈が早稲田大学芸術功労者の顕彰を受けたことを記念しての展示。この建物に足を踏み入れたのは20年以上ぶり。

ちょいメモ備忘録20160624-01

入口には鎌田現総長と吉右衛門の写真!まさかこの二人が並ぶ写真を見ることになるとは。また、早稲田大学の卒業式(2015年3月)で行われた顕彰授与の模様がVTRで流れていた。スピーチは文学部フランス文学専修出身らしくスタンダールの「生きた、書いた、愛した」と言う言葉をテーマにした卒業生へのはなむけ。

展示写真は一昨年、銀座のGUCCIで開催された写真展「SONORAMENTE」の超縮小版。
「義経千本桜」で崖から飛び降りる知盛、「熊谷陣屋」幕切れで鳥屋から撮影した揚幕の先を見つめる熊谷直実にまた出会えたのはうれしい。そのほか、俊寛、河内山等。

注目は当代吉右衛門の襲名披露のポスター。隈取のみ、写真無し。これは貴重。襲名披露演目は「金閣寺」の此下東吉、「積恋雪関扉」の宗貞。

そして歌舞伎衣装。「競伊勢物語」紀有常、「閻魔と政頼」の政頼。吉右衛門の政頼、一度みてみたい。さらに初代吉右衛門の書抜、当代吉右衛門の画。

ちょいメモ備忘録20160624-02

久しぶりに歌舞伎に触れてリフレッシュ。意外にも大学内に緑が多いことを発見。短時間だけど楽しかった。

16:22 歌舞伎もろもろ | コメント(0) | トラックバック(0)

二月大歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒」

2016/02/09
「籠釣瓶花街酔醒」!
歌舞伎を好きになってから、一番見てみたかったお芝居。それも播磨屋さんので。夢がかなった。

ちょいメモ備忘録20160209-12

三世河竹新七 作 籠釣瓶花街酔醒
序幕 吉原仲之町見染の場、二幕目 立花屋見世先の場、大音寺前浪宅の場、三幕目兵庫屋二階遣手部屋の場、同廻し部屋の場、同八ツ橋部屋縁切りの場、大詰 吉原仲之町見染の場

佐野次郎左衛門:吉右衛門/兵庫屋八ツ橋:菊之助/下男治六:又五郎/兵庫屋九重:梅枝/同七越:新悟/同初菊:米吉/遣手お辰:歌女之丞/絹商人丹兵衛:橘三郎/釣鐘権八:彌十郎/立花屋長兵衛:歌六/立花屋女房おきつ:魁春/繁山栄之丞:菊五郎

​序幕「吉原仲之町見染の場」。佐野次郎左衛門が八ツ橋を見染める場。この場、すごくよかった。

開演当初、舞台は真っ暗。パッと明るくなったと思ったら、そこは吉原の町。花魁道中の煌びやかなこと!この世のものと思えない華やかさ。次郎左衛門(吉右衛門)と下男冶六(又五郎)が思わず立ち尽くし浮かれるのももっとも。

そして八ツ橋(菊之助)が見せる笑み。女神のように高貴なのに、男を惑わす魔性も垣間見え、すべてを見通しているようでもあり、無心の幼女のようでもある吸い込まれそうな微笑み。微笑んでいる間は結構長い。八ツ橋は一瞬微笑んだにすぎないのだろうけど、次郎左衛門にはそれだけ長く感じられたということか。雷に打たれたような表情。茫然自失状態となり八ツ橋に心を持っていかれる。この先八ツ橋に翻弄されることが目に見えるようで心配になったところで幕。

ちょいメモ備忘録20160209-14

​二幕目、次郎左衛門が吉原に通いつめる場面。
次郎左衛門、八ツ橋にメロメロになりなっている表情や、商人仲間(橘三郎、吉之助)に八ツ橋のことを自慢する様がなんともかわいい。でもこれって現代で田舎のおっちゃんが上玉のホステスに夢中になるのと何ら変りないのだなあ。最高の花魁を我が物にしてホクホクして、吉原を手に入れた気になっている。八ツ橋の心を手中にしたわけでなく、金にまかせてチヤホヤされている部分が大きいはず。でもそんな次郎左衛門がなぜかかわいくってかわいくって。この場面の次郎左衛門が好きかどうかは、結局は次郎左衛門を演じる役者のキャラが好みかどうかってことなんだと思う。吉右衛門様贔屓の私はもちろんこの場面の次郎左衛門の萌えぶりに萌えなわけで笑。この場面が微笑ましければ微笑ましいほど、後半の悲劇が頭をよぎり恐ろしくもあり。

三幕目、間夫、繁山栄之丞(菊五郎)登場。
菊五郎さん、間夫にみえない。間夫って、自分の女を「俺の女だ」と思い通りにする自分勝手さがあり、且つ、それだけの色気と度量も必要。でも菊五郎さんの間夫は、折り目正しく礼儀をわきまえており、愛想尽かしを強制するような男にはみえない。

そして「八ツ橋部屋縁切りの場」。​八ツ橋が右手に立てた煙管を唯一の支えにしての愛想尽かし。そりゃもう必死の思いで「あんたのことが嫌になった(大意)」と言う表情は痛ましい。かわいそうなのは次郎左衛門。商人仲間に八ツ橋のことを自慢しまくっていたところ、いきなり縁切りされてわけが分からず、八ツ橋の体調を心配したり江戸にいてもいいんだよと言ってあげるのが切ない。本当に縁切りするつもりだと分かった後、身の置き所をなくしてしまい、大きな図体で頭を下げて両手を床につき屈辱に耐える姿。あまりに惨めで、浮かれているときとの落差が大きすぎて、かわいそうでかわいそうで。それでも「そりゃあんまりつれなかろうぜ」と、最後の気力を振り絞って、大人の対応をしつつ言うべきことは言わんとする姿が痛ましくて。

ラスト、「立花屋二階の場」。​大詰め。
次郎左衛門に斬られた八ツ橋、ゆっくりと倒れる瞬間はスローモーションの映像のよう。右手を高く上げ、だんだんエビ反りになり崩れ落ちていく。斬られて徐々に我をなくしていく横顔が美しい。

斬ったあとの次郎左衛門、正気を失った表情、目は座っている。それまでの人の好さそうなキャラと正反対な分だけ恐ろしい。絞り出すような「籠釣瓶は斬れるなあ」の台詞は夢に出てきそう。未だに耳元から離れない。

ちょいメモ備忘録20160209-11

佐野次郎左衛門(吉右衛門)は、吉右衛門の善人ぶりが大好きな私にとって、たまらない役柄。廓を金で手中にしたと思った男がその廓に裏切られ逆上し翻弄されるまでの過程に、強烈な説得力がある。八ツ橋(菊之助)、菊之助の花魁は、多少理知的でありつつ普通の女性らしさも垣間見せており、こういう花魁もいるのではと思わせられる。吉右衛門との相性も良かった。最初の見染が絶品。

繁山栄之丞(菊五郎)は、ニンではないのだな、きっと。立花屋長兵衛(歌六)、おきつ(魁春)とも、ピシッと筋を通しそうな商人夫婦。この二人が仕切る立花屋さん、商売繁盛で儲かりそう。下男治六(又五郎)、又五郎さん、意外に子分肌もうまい。縁切りの場、治六のおかげで佐野次郎左衛門がさらにみじめに見えてくる。釣鐘権八(彌十郎)、金の無心を断られ八ツ橋のことを栄之丞に告げ口する自分中心的な男。兵庫屋九重(梅枝)、縁切後の場面でもっと佐野次郎左衛門に思いを寄せる雰囲気が出るかと思いきや、そうでもなかった。

ちょいメモ備忘録20160209-13

大満足。「籠釣瓶花街酔醒」は、「名月八幡祭」と同様、善人→狂喜の流れ。こういう役は吉右衛門がピカ一。千穐楽にもう一度見たいのだけど、とりあえず見納め。


23:55 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

二月大歌舞伎「源太勘當」「浜松風恋歌」

2016/02/09
二月大歌舞伎座、夜の部へ。すでにお雛様が飾られている。春は近い。
ちょいメモ備忘録20160209-06

ちょいメモ備忘録20160209-07

​一、ひらかな盛衰記 源太勘當
梶原源太景季:梅玉/腰元千鳥:孝太郎/横須賀軍内:市蔵/茶道珍斎:橘太郎/梶原平次景高:錦之助/母延寿:秀太郎

長男次男のキャラの対比、長男を思う母心と、一途な千鳥という人物描写が見どころか。

梶原源太景季(梅玉)、因果等に縛られやすい要領の悪い長男らしさ。景季は因果というか、佐々木高綱の恩義に報いようとしたのだけれど。母親思いなところも長男らしい。

ちょいメモ備忘録20160209-04

梶原平次景高(錦之助)、ピカピカしてた。お化粧が綺麗でかっこいい。愛之助を思い出す。すべてを分かっているつもりで実は何も分かっていない、えばりんぼうの次男坊。母延寿(秀太郎)、鉄板のお母さん役。武家の女らしく、本心をなかなかみせず因果にのっとろうとする。でも息子思う気持ちは一倍。腰元千鳥(孝太郎)の「ピピピピピー」、かわいいかも。律義に見えないこともない?一途に思う役では声が甲高くなるのだね。茶道珍斎(橘太郎)、坊主頭が似合っていて、かわいい。

義太夫がまさかの葵太夫さんで嬉しかった。

ちょいメモ備忘録20160209-05

三、小ふじ此兵衛 浜松風恋歌(はままつかぜこいのよみびと)
海女小ふじ:時蔵/船頭此兵衛:松緑

恋歌と書いて「こいのよみびと」と読む。

海女小ふじ(時蔵)、ふわふわっと踊っていた。海女さんってこんな感じ?船頭此兵衛(松緑)は、きびきびしている。花道から登場したとたん見とれた。こういうはっきりした動きにはつい目が行く。

ちょいメモ備忘録20160209-16

時蔵と松緑、あまり相性がよくないのかも。此兵衛が小ふじを追い回し、小ふじが此兵衛を翻弄する設定なのだが、小ふじは一人でふわふわしていて、二人別々に踊っているみたいだった。

ちょいメモ備忘録20160209-09

松緑、浮世絵にそっくりだ。

23:26 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

Tully's 歌舞伎座店で隈取カプチーノ

2016/02/09
観劇前にタリーズ歌舞伎座店へ。東銀座駅歌舞伎座地下。

店内には歌舞伎調の手拭いが展示されている。
ちょいメモ備忘録20160209-01

歌舞伎座の大屋根で使用されていた鳳凰紋入り瓦。
ちょいメモ備忘録20160209-02

まあ席に着いてしまえば、普通のタリーズなんだけどね。

お目当てはこちらソイカプチーノ。シナモンの香りのする隈取。ちょっといつもと違う味のような気がした笑。
ちょいメモ備忘録20160209-03


23:21 歌舞伎もろもろ | コメント(0) | トラックバック(0)
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