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「山月記」 中島敦

2011/10/30
高校の授業で読んだ「山月記」。
漢詩が試験に出たような出なかったような。
お借りした電子書籍リーダー“Reader”で久々に読んだ。

当時は気づかなかったが、無駄な文が一つとしてないことに驚く。
一文がその後に続く一文を書くための、必要不可欠な文。

詩人として名を成し遂げようとした李徴の心理描写も、
テンポの良い文が続くためか、その思いが胸に迫りくる。

「臆病な自尊心」と闘った李徴。
昔はよく理解できなかったが、今は分かる。

高校でこの小説を読む機会を与えて下さった(多分)H先生に感謝!

李陵・山月記 (新潮文庫)

01:52 日本・小説(旧) | コメント(2) | トラックバック(0)

新しい湯呑み

2011/10/29
結婚当初に買ったお茶碗を(私が)割ってしまいました。
そこで、新しい湯呑み茶碗を買いに新宿のデパートへ。

迷ったあげく、萩焼のお茶碗にしました。

さほど飾り気のない、でもどこか上品な色、形。
手にしたときのちょうどよい重み。
熱いお茶を淹れても、さほど手が熱くならない程度の厚味。

とても気に入っています。

20111025-01


萩焼は、長い間使い込むとお茶やお酒が浸透し、色が変化するそうです。
今は白っぽい色ですが、時が経つと渋い茶色に変わっていくのでしょう。

本当はここで、「お茶碗とともに渋い、味のある夫婦になりたい」などと続けたいところですが、
しょっちゅう食器を割ってしまう私としては、
それ以前に、ぜひともこのお茶碗を割ることのないように!
細心の(?)注意を払いたいと思います。

願わくば、ちょっとでもいいから、
変色を見届けられますようにf^^)

23:48 日々 | コメント(0) | トラックバック(0)

がんばっぺし、東北 -八木澤商店のお醤油-

2011/10/23
我が家では、ふだんはスーパーでお醤油を買いますが、ときどき奮発して
八木澤商店のお醤油を使っていました。
200年以上の歴史をもつ醤油、味噌の醸造業者さんです。
ただ、通販で購入する手間を惜しみ、最近は何となく遠ざかっていました。

その八木澤商店の本社が、陸前高田市にあることをつい最近知りました。
3月11日の東日本大震災で、店舗、工場が全壊したそうです。
醤油や味噌を醸造する方にとって宝ともいうべき蔵・微生物を失った時の
商店の方々の気持ちを考えると胸が傷みます。

岩手県のアンテナショップ「いわて銀座プラザ」が、東銀座の歌舞伎座前にあります。
そこで八木澤商店のお醤油が売っていました。
岩手、秋田、宮城、新潟の醸造蔵に委託して少しずつ醸造を再開されているようです。
今日、久しぶりに八木澤商店のお醤油を味わうことができました。

「本醸造特級こいくち 和のこころ」です。
写真でははっきり見えませんが、赤い「がんばっぺし」シールが貼られています。

20111022-01


イカ刺しをいただきました。お醤油をちょっとつけて。

やっぱり八木澤商店のお醤油は、ひと味違います。
味がまろやかで、辛さ、きつさがありません。
イカ刺しがぐっと味わい豊かになりました。

次はこのお醤油で煮物を作りたいな。

東北の皆さんの一日も早い復興を祈念申し上げます。

00:48 日々 | コメント(2) | トラックバック(0)

七代目中村芝翫さん

2011/10/11
中村芝翫さんが10月10日、83歳で亡くなられました。
私が舞台で直接観賞した歌舞伎役者さんの訃報は、
今年1月3日に亡くなられた中村富十郎さんに続きお二人目です。

芝翫さんの舞台を観賞した回数は数えるほど。
それでも、芝翫さんの女形はとても印象に残りました。

その独特のお顔立ちであらわす女形は、ただ控えめなだけの町娘とは一線を画します。
もののけにも変じかねない女の情念が表れていました。
踊りの所作は、非常に細やかで丁寧なのですが、それがかえって妖気を導いていました。
それだけの妖気を放ちながら、一歩引いたお芝居をなさるので、気品が失われません。

渡辺保さんが朝日新聞の夕刊で
「六代目歌右衛門以降の代表的な女形は近代的で等身大の人間を演じたのに対し、
芝翫さんは現代離れした、異様ともいえる風格が圧倒的だった。
芸のたたずまいが古風な女形だった」と書かれていますが、正にこの通り。

今、芝翫さんに代わる女形は、ちょっと思いつきません。

もっともっと芝翫さんの出演する舞台を生で見たかった。
舞台で艶やかに踊る芝翫さんを見たかった。
新しい歌舞伎座で演ずる芝翫さんを見たかった。

残念でなりません。

心よりお悔やみ申しあげます。


23:08 歌舞伎もろもろ | コメント(0) | トラックバック(0)

スティーブ・ジョブズ氏

2011/10/08
Apple創始者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられ、話題になっている、
2005年のスタンフォード大学卒業式で行われたスピーチ。



大学のホームページに原文が掲載されていたので、
印象に残ったところを抜粋。

'You can't connect the dots looking forward;
you can only connect them looking backwards.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
You have to trust in something ― your gut, destiny, life, karma, whatever.
This approach has never let me down,
and it has made all the difference in my life.'

'Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
Don't be trapped by dogma ―
which is living with the results of other people's thinking.
Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
They somehow already know what you truly want to become.
Everything else is secondary.'

'Stay Hungry. Stay Foolish."
It was their farewell message as they signed off.
Stay Hungry. Stay Foolish.
And I have always wished that for myself.
And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.

抜粋だとインパクトにやや欠けますが、
全体を通して聞くと、非常に重みがあります。

Windows95発売時、明らかにMacの真似だと思いました。
今では当たり前のフォルダとか。
正確なことは分かりませんが。

Apple社の
'Steve’s brilliance, passion and energy were
the source of countless innovations that enrich and improve all of our lives.
The world is immeasurably better because of Steve.'
という声明に共感を覚えます。

14:46 日々 | コメント(0) | トラックバック(0)
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