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新宿御苑で背脂ラーメン

2012/11/29
ラーメンが食べたくなって、通りすがりのお店を発見。
「新潟進化系ラーメン 俺たち越後や!」です。

なんと入口には、本日閉店の張り紙が! 記念すべき(?)日に来店してしまいました。
enomi20121129-01.jpg
黒板に「最終日」の文字が。

さっぱりしているように見えた、燕三条醤油ラーメンを注文。
enomi20121129-02.jpg

背脂は得意じゃないけど、ここのはくどくない。「あおさ」が入っているためか、あっさり食べられる。ただ、食後、やや塩辛さが舌に残った。でも、麺は太めでしこしこして美味しいし、スープも煮干しと魚介系のだしがきいていて、十分及第点。

なのに、本日閉店。2011年1月26日開店とのこと。2012年11月29日閉店なので、2年弱の営業期間。

しっかりしたラーメンだと思うのですが、現実は厳しい。

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23:58 麺・麺・麺 | コメント(0) | トラックバック(0)

「臈(ろう)たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」 大江健三郎

2012/11/29
かつてチャイルド・ポルノグラフィ疑惑を招いて消えていった一本の映画企画があった。その仲間と美しき国際派女優が30年を経て再び、私の前に現れた。人生の最後に賭ける「おかしな老人」たちの新たなもくろみとは?ポオの美しい詩篇、枕草子、農民蜂起の伝承が破天荒なドラマを彩る、大江健三郎「後期の仕事」の白眉(「BOOK」データベースより)。

   臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ

「水死」があまりにも分からなかったので、「水死」の前提知識となるらしい作品を読んでみた。薄くて読みやすいかと期待。

実際、「水死」の100倍読みやすかった(笑)。誰が何をどうしたか、というのが一応分かる。メインテーマは「水死」と同じかも。四国による百姓一揆を演劇化することで、「国家による強姦」を描き、国家・国粋主義を批判する。

私は女だからか、性的描写への嫌悪感が拭いされない。国家主義を批判するために強姦及び即物的な女性性器の描写が必要な理由が理解できない。

一つ面白かったのが翻訳。

作中で、エドガー・アラン・ポーの「アナベル・リー」の詩と、日夏耿之介の訳が紹介されている。シンプルな原文がここまで変わるか、という訳になっている。

(原文)
IT was many and many a year ago,
In a kingdom by the sea,
That a maiden there lived whom you may know
By the name of ANNABEL LEE;
And this maiden she lived with no other thought
Than to love and be loved by me.

(日夏氏訳)
在りし昔のことなれども
わたの水阿(みさき)の里住の
あさ瀬をとめよそのよび名を
アナベル・リーときこえしか。
をとめひたすらこのわれと
なまめきあひてよねんもなし。

(Wikipedeia掲載訳)
昔々のお話です
海のほとりの王国に
一人の娘が住んでいた
その子の名前はアナベル・リー
いつも心に思うのは
僕への愛と僕の愛

「なまめきあひてよねんもなし」のあたり、本作品にある通り、どこかエロティックなものを感じるが、いざ原文を読むと”Than to love and be loved by me.”なんですよね。王子様と王女様が愛し合いましたとさ、程度の雰囲気しかなかった原文が一気に谷崎の世界へ突入だ。

最後の方はこんな感じ。

(原文)
For the moon never beams, without bringing me dreams
Of the beautiful Annabel Lee;
And the stars never rise, but I feel the bright eyes
Of the beautiful Annabel Lee
And so, all the night-tide, I lie down by the side
Of my darling - my darling, - my life and my bride,
In the sepulchre there by the sea,
In her tomb by the side of the sea

(日夏氏訳)
月照るなべ
臈たしアナベル・リイ夢路に入り、
星ひかるなべ
臈たしアナベル・リイが明眸(めいぼう)俤(もかげ)にたつ
夜のほどろわたつみの水阿(みさき)の土封(つむれ)
うみのみぎはのみはかべや
こひびと我妹(わぎも)いきの緒の
そぎへに居臥す身のすゑかも。

(Wikipedeia掲載訳)
月輝かず、汝が夢は来たらず
かの美しきアナベル・リー。
星出でず、されど見る汝が輝かしき瞳
かの美しきアナベル・リー。
さればこの夜の季節、われかたわらに身を横たう
わが愛する、愛する、わが生命、わが花嫁よ。
あの海のほとりの墓所にて、
海鳴るほとりの霊屋にて。

こちらは、日夏氏の訳も嫌いじゃない。でも、漢語調なのがすごい。原文読むとWikipediaの訳の方が自然な気も。まあ、このへんは好みなのでしょう。

本のテーマから離れますが、翻訳の違いが私は面白かったです。

19:25 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)

「水死」 大江健三郎

2012/11/29
終戦の夏、父はなぜ洪水の川に船出したのか?母が遺した「赤革のトランク」には、父親関係の資料が詰まっているはず。それらを手がかりに、父のことを小説に書こうとする作家・長江古義人。過去を持つ若い劇団女優との協同作業を通じて、自らの精神の源流としての「深くて暗いニッポン人感覚」を突きつけられる長江―。そして、やがて避けようもなく訪れる、壮絶で胸を打つクライマックス!初めて書かれる父の肖像と水死(講談社ホームページより)。

   水死 (100周年書き下ろし)

筆者と同年代の方が非常に共感を覚えたというのをきいて、読んでみた。が、共感を覚えるどころか、よく分からなかった(泣)。

全体に漂う空気は、村上春樹の「海辺のカフカ」に似ている気はする。でも「カフカ」は誰が何をどうしたか、4W1H(Who、What、When、Where、How)までは、分かった。でも、この作品はそれすらもわからないことが。

もちろん全てが分からないわけじゃない。だけど、仮に4W1Hがわかっても、1W=Why、が分からない。ここでいうWhyは、①なぜ登場人物がそう思考するのか分からないという意味のWhyと、②何のためにその文章が書いてあるのか分からないという意味のWhy(しょうもない分析で失礼!)。平易にみえる文章だが、何かを示唆・ほのめかしている。それが何なのかてんで分からず、読むのが非常に苦痛だった。

それでも読み進めているうちに、①父の水死の真相、②中年となった障害を持つ息子に対する苦慮、③女優ウナイコを通しての「国家による強姦」及び、天皇批判、国家・国粋主義批判、④主人公は「古義人」=コギーであるが、最後では、人格が分裂しているのか、視点が分かれていることが何となくは分かった。

特に④視点が複合化しているため、最後の方が大変分かりづらい。きちんと分析すればわかるのかもしれないけれど、それをやったら、読み終わるのに一月はかかるだろう。

一つ言い訳を言わせてもらえば、筆者の小説は、筆者が以前書いた作品にでてくる登場人物と同一の人物が出てくるらしい。それらを読んでいれば、もうちょっと理解できたのかも。

とにかく、とてもしんどかったです。

あと、「死」という漢字を使うタイトルの本を部屋に置いておくのが嫌だった。早く図書館に返しに行こう。ちなみにこの作品に、父親の水死を小説にするため「赤皮のトランク」を探るエピソードが出てくる。本の装丁は赤皮のトランクを模しているらしい。

18:32 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)

「白湯毒出し健康法 」「白湯ダイエット」

2012/11/22
アーユルヴェーダによると、白湯はドーシャ(水、火、風)のバランスの整った完全な飲み物、だそうです。最近、白湯健康法の本を2冊読みました。ポイントをちょいメモ。

1.ヤカン・鍋に水を入れ、強火にかける。
2.沸騰後、蓋をとり、湯気を出す。大きな泡がブクブク立つ程度(弱火)の火加減に。このとき、換気扇を回し、水にヴァータ(風)の性質を入れる。
3.約15分沸かし続ける。完成。

飲み方。
○ 朝起きて一番に飲む。
○ 食事中に飲む。体が重い人は食間にも。
○ 150ccを5~15分かけて飲む。
○ すするように飲む。
○ 量は1日700~800ml。それ以上だと、体内に必要な要素まで洗い流してしまう。
○ 白湯の温度は50~60度が最適。冷えを感じるときは、70~80度でもいい。
○ 冷めた白湯を、再度沸騰させてはいけない。ドーシャのバランスを崩す。

ここ3週間ほど、白湯を飲んでいます。
飲むと身体中がほどけていく感じ。落ち着きます。便秘対策に良いみたい。
ポットに置いて保温してもよいそうですが、やはり作り立てが美味しい。

白湯毒だし健康法 (PHP文庫)      白湯ダイエット-カラダの声に耳を澄ましてますか? (祥伝社黄金文庫)

08:53 健康 | コメント(2) | トラックバック(0)

「発火点」 真保 裕一

2012/11/22
12歳の夏――。
浜に倒れていたあの人。母のため息。家に寄りつかない父。
――そして事件は起こった。
21歳の今、あの夏の日々を振り返る。刑期を終えたあの人が帰ってくる……。
罪と罰の深淵を見つめる魂の軌跡(Amazonより)。

  発火点

前半は、なかなか読み進められなかった。
それは、主人公の重荷が伝わってきたから。

後半に行くにつれ、殺人者の動機、すなわち「発火点」が気になりだし、一気読み。

結局、愛する女を殺めることができたことに優越感を持ったことが許せなかったということらしい。要となるこの優越感が、私には理解できなかった。

08:33 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)
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