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「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史

2013/10/22
読み捨てる週刊誌も後々見返すと面白い。昔のグラビアも楽しい。

札幌医大の心臓移植手術時の提供者がいったん蘇生したとき作家渡辺淳一が週刊新潮にコメントして医師を断念したことを初めて知った。外務省機密漏えい事件の女性職員のインタビューが生々しい。三菱銀行北畠支店事件立てこもり事件で映画「ソドムの市」を再現しようとした犯人の異常性。天下の三越が岡田事件の頃、出展物の大半が贋作だった「古代ペルシャ秘宝展」を開催した話、などなど。

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史 (新潮文庫)

13:09 ノンフィクション | コメント(0) | トラックバック(0)

「最後の将軍―徳川慶喜」司馬 遼太郎

2013/10/22
その英傑ぶりを謳われながらも幕府を終焉させねばならなかった十五代将軍の数奇な生涯を描(「BOOK」データベースより)。

最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)

徳川慶喜。将来の自分の歴史上の評価を分析した上で行動するあたり小心ではあるが、その決断の結果が大政奉還につながり、非常に聡明。他の時代ならその明晰な頭脳、話術もっとが生かせたとも思うが、この人が最後の将軍でなければ、徳川政権の末路はもっと悲惨なものであったはず。

12:56 歴史・伝記 | コメント(0) | トラックバック(0)

市川海老蔵 「古典への誘い~江戸の華~」

2013/10/19
海老蔵が主催する「古典への誘い~江戸の華~」へ。会場は文京シビックセンター。海老様の熱狂的なファンがいっぱい。おばさまたち、みんな海老蔵が大好きなんだなあ。人気ぶりを再確認。

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一、口上
結構長くしゃべっていた。「歌舞伎を初めて見る方、拍手してください」と言ったら、結構拍手が。絶対、嘘!で、海老蔵が歌舞伎の歴史をかいつまんで解説。「『傾く』は、『常軌を逸した行い』のこと」、と言ったあたりで、会場から失笑が。「なぜ笑いが起きるんでしょう」と言いつつも、楽しそうにしゃべって上手くまとめてた。

二、清元素演奏「玉屋」 ≪清元菊輔社中≫

三、清元「保名」
恋人を想い物狂いになり彷徨い歩く姿を踊ります。動きが少ない文とても丁寧に踊ろうとしているようでした。ところで、父安倍保名と、母葛葉明神の化身白狐との間に生まれたのが安倍晴明なんだって。知らなんだ。

四、清元「お祭り」
まず女形で登場。相変わらず似合いませんが、一生懸命頑張ってます。でもいなせな鳶頭の方がいい。四月の勘九郎と比べてしまったのは内緒。手ぬぐいをたくさんほおってくれたけど、端には届かず。残念。

一旦幕が降りた後、カーテンコール。夢中で手をふるひとも。

幕間に海老蔵の奥方、藍色の着物を着た小林麻央さんが。顔が小さくてテレビより可愛い。

23:57 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

芸術祭十月大歌舞伎「義経千本桜」昼の部

2013/10/17
10月13日(日)。友達と1等席で歌舞伎をみるのは初めてだ。

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序 幕 「鳥居前」
佐藤忠信実は源九郎狐:松緑/武蔵坊弁慶:亀三郎/静御前:梅枝/亀井六郎:歌昇/片岡八郎:種之助/伊勢三郎:米吉/駿河次郎:隼人/笹目忠太:亀寿/源義経:菊之助

花形歌舞伎ですな。狐の松緑。台詞まわしは相変わらず苦手だが、動きが軽やか。久しぶりにみた六法は狐六法。花道そばで楽しいったら。梅枝の静御前。イメージする静とはひと味違い、普通の町娘風。菊之助の源義経。義経といえば梅玉さん。だから梅玉さん以外の義経が新鮮。やっぱり声がいいなあ。若くて凛々しい。亀寿の笹目忠太。道化役は難しい。もうひとつ台詞にのれなかった。翫雀さんと比較してしまう。

二幕目「渡海屋」「大物浦」
渡海屋銀平実は新中納言知盛:吉右衛門/女房お柳実は典侍の局:芝雀/相模五郎:又五郎/入江丹蔵:錦之助/亀井六郎:歌昇/片岡八郎:種之助/伊勢三郎:米吉/駿河次郎:隼人/武蔵坊弁慶:歌六/源義経:梅玉

先日味覚障害を告白され心配していた吉右衛門さん。声は若干小さいが、銀平、知盛、ともにニンにあっている。銀平は、荒くれた男たちを統べるちょっと荒んだ豪勇さ。又五郎さんの相模五郎をにらみつけるあたり、茶目っけを感じさせたかと思えば、謡に合わせての舞は美しい。知盛では一転して平家の武将に。平家存続のため力尽くすも、無念の結果。辛さ、恨み。でも最後は恨みをも消去っての入水。えがったあ。

他の役者さんも文句なし。芝雀さんは、典侍の局よりお柳がはまってる。洗濯の話をするあたり、旦那を想ってに尽くす奥さんらしく愛しい。魚のやりとりでは、又五郎さんの相模五郎にもうちょっと軽さが、入江丹蔵の錦之助さんは、もうちょっと重みがあれば丁度いい。格が漂う梅玉さんの義経。もう義経完全にイコール梅玉さん。歌六さんの弁慶。本当に何でもこなす役者さん。弁慶にまで説得される知盛が哀れ。歌昇、種之助、米吉、隼人の皆さん。隼人はイケメン。目立つ。歌昇、種之助さんは当然似ている。しかしお気に入りは米吉さん。女形の方が似合いそう。そして、安徳天皇!! 子役さん。名演技。「御裳裾 川(みもすそがわ)の流れには 波の底にも 都ある とは」で、泣かせてくれた。

三幕目「道行初音旅」  
佐藤忠信実は源九郎狐:菊五郎/逸見藤太:團蔵/静御前:藤十郎

藤十郎さんの踊りを楽しみにしていた。やはり見ただけでご利益がありそう。菊五郎の狐。こちらはハラハラせずに見ることができ一安心。大幹部お二人の踊りは目の保養に。

21:43 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

「八日目の蝉 」 角田光代

2013/10/11
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作(「BOOK」データベースより)。

八日目の蝉 (中公文庫)

池澤夏樹の解説「育児が快楽である」という一言にこの小説の本質が集約されている。誘拐された娘も自分で育児をして、母親だった人を許すのだろう。宗教施設の生活する下りが面白かった。「八日目の蝉」というタイトルとの関係はぴんとこない。

10:47 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)
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