「第三ユーモア小説集 」 遠藤 周作
2013/11/04
留学生活を終えて帰国し、女子学生と結婚した頼りない亭主の、涙と笑いの貧乏譚「うちの女房、うちの息子」、死の臭気漂う青春を過した2人のくたびれた中年男の哀歓を描いた「入営の日」等、ユーモアの香辛料で味つけされた12編を収録。優しい眼で静かに見守るぬくもりが、行間からほのぼのと漂い出す名編(Amazon)。
遠藤周作は「海と毒薬」しか読んだことがなかった。あれはあれで面白かったのだが、おどろおどろしいエッセイ短編集は読む気になれず、今回ようやく手に取った。
もっと早く読めばよかった。おどろおどろしさゼロ。どの短編もユーモアたっぷりで読んでいて本当に楽しい。1923年(大正12年)生まれの作者が謳歌した青春時代や、作家として名を成した当時の雰囲気を楽しめるのもいい。
遠藤周作は「海と毒薬」しか読んだことがなかった。あれはあれで面白かったのだが、おどろおどろしいエッセイ短編集は読む気になれず、今回ようやく手に取った。
もっと早く読めばよかった。おどろおどろしさゼロ。どの短編もユーモアたっぷりで読んでいて本当に楽しい。1923年(大正12年)生まれの作者が謳歌した青春時代や、作家として名を成した当時の雰囲気を楽しめるのもいい。
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