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「めぐりあう時間たち」

2014/07/29
「私が花を買ってくるわ」とダロウェイ夫人は言った。この書き出しから始まる小説『ダロウェイ夫人』を1925年に書いた女性作家ヴァージニア・ウルフは、1941年に夫レナードへ感謝の書き置きをして川へ入水自殺した。現代のニューヨーク・マンハッタンで暮らすクラリッサ・ヴォーンは、詩人で小説家である友人のリチャードのために花を買いに行く。花束は賞を受賞したリチャードの受賞祝いのためのもの。彼はHIVウイルスに侵され死が迫っているが、花屋の主も本のことを知っているくらい有名なのだ。クラリッサはダロウェイ夫人とあだ名されていた。1951年ロサンゼルスで、妊娠しているローラ・ブラウンのことを夫は気遣う。ローラは『ダロウェイ夫人』を読んでいた。誕生日の夫のお祝いを息子リッチーとしないといけないと思う。が、なにかがうまく行っていないと感じていた。1923年イギリス、ロンドンのリッチモンドで、ヴァージニアはあの『ダロウェイ夫人』を書き出していた。ダロウェイ夫人の1日を書こうと思いついたのだ。
1923年のイギリス・リッチモンドでのヴァージニアの1日
2001年のニューヨーク・マンハッタンでのクラリッサの1日
1951年のロサンゼルスでのローラの1日
時間・場所の違う3人の女性の1日がはじまり、めぐりあっていく(Wikipedia)。

めぐりあう時間たち [DVD]




テーマは置かれた場所で果たすべき自分の役割と、本来の自分とのギャップに悩む女性たち? 面白かった。時を超えて3つの話が同時に進む構成。あと、同じ出来事に対する3人の反応の違い。「ダロウェイ夫人」を読めば絶対もっと面白いはず。主役3人の女優さんがイイ。綺麗。特にニコール・キッドマン。

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15:11 映画鑑賞 | コメント(0) | トラックバック(0)

「チャンネルはそのまま!」 佐々木倫子

2014/07/29
テレビ局の製作現場の話が単純に面白い。雪丸は「Heaven?」の川合くん~の派生キャラに違いない。

チャンネルはそのまま! コミック 全6巻完結セット (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

01:05 漫画 | コメント(0) | トラックバック(0)

7月歌舞伎座夜の部「悪太郎」「修禅寺物語」「天守物語」

2014/07/29
7月27日(日)。楽日間近の歌舞伎座夜の部です。

一、猿翁十種の内 悪太郎(あくたろう)
悪太郎:市川右近/修行者智蓮坊:猿弥/太郎冠者:弘太郎/伯父安木松之丞:亀鶴

安定感ある悪太郎の右近の酩酊状態での踊り。振り回す長刀が智蓮坊の猿弥さんにぶつかりそうでヒヤリ。互いの呼吸がばっちりだからこその立ち回り。さすが澤瀉屋さん。弘太郎の太郎冠者と亀鶴の松之丞。横に並んで同じ踊り。弘太郎さんは背が低い分、より型がきっちりして見えて気持ちが良い。

ラストは4人揃って、まさかの南無阿弥陀仏ぐるぐるダンス。南無阿弥陀仏で踊れるのかと口をあんぐり。

二、修禅寺物語
夜叉王:中車/源頼家:月乃助/修禅寺の僧:寿猿/妹娘楓:春猿/姉娘桂:笑三郎/春彦:亀鶴

夜叉王の実直な性格は中車のニン。口跡もなかなか。間のとり方にも良いと思う。最後の場面。瀕死の娘桂の死を悲しむより、頼家が死ぬ運命を予言した面を彫ったことを喜び、さらに桂の表情を制作の手本とすべく写す。中1の古文の教科書で、火事で燃える妻、娘を見て、ようやく真の仏が彫れると喜ぶ絵仏師の話を思い出した。己の創作のため家族を犠牲にするキャラは好きだけど、なんか芝居の最後に突然狂喜の世界に陥る印象。もっと物語全般でキャラ立ちしてほしい。けど、原作通りなんだよね。

桂は上昇思考が強いだけのお嬢様かと思いきやそうではなく、自分の帰属に違和感を感じ、本来帰属すべき公家の世界に戻り、そこで自分の役目を全う。短い期間でも将軍家に仕え若狭という名を給わったのだから死んでも本望。生まれながらの公家だからこその気位の高さ。

夜叉王と桂のキャラクターに惹かれつつ、桂の笑三郎と楓の春猿姉妹の柔らかい色の着物が印象に残った物語。

左は頼家が着用して血が滲んだ面。右は夜叉王が納得した面を作れず打ち割った面。
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三、天守物語
天守夫人富姫:玉三郎/姫川図書之助:海老蔵/舌長姥:門之助/薄:吉弥/亀姫:尾上右近/朱の盤坊:猿弥/山隅九平:市川右近/小田原修理:中車/近江之丞桃六:我當

下座音楽を拝し、BGMを使用。後ろに雲等浮かび色彩鮮やか。色とりどりの世界が浮かぶ泉鏡花の「天守物語」を視覚化するとこうなるんだと素直に感心。

前半。玉三郎の富姫様の、既成概念にとらわれない自由なキャラ。生まれてこの方お綺麗と言われ続けているのだろう。嫌味のない自信が羨ましい。赤い振袖を着た尾上右近の亀姫は、玉三郎と似たキャラ。仲悪そうで実は親友のはず。二人の着物の競演が見事。舌長姥の門之助は昼の部とのギャップに驚く。ベロがすごい。朱の盤坊の猿弥、女房(?)との踊りがかっこいい。

後半。図書之助の海老蔵登場以降は、富姫と図書之助のラブストーリーを堪能。図書之助の顔を灯りで照らし「帰したくなくなった」と富姫。この物語、結局は美男美女のラブストーリー。二人のロマンスを堪能。

最後の場面で近江之丞桃六の我當さん登場。天地を包み込む口跡で、まるで天に登ったような心地に。さすがです。

歌舞伎座では珍しくカーテンコール。7月最後の日曜日ということもあるのか、客席からは割れんばかりの拍手が。玉三郎さんにはカーテンコールが似合う。

玉三郎と海老蔵は本当にはまり役だった。玉三郎は図書之助に一目ぼれするような自由さがニン。この役をやるために歌舞伎役者をやってるのでは(言いすぎか)。海老蔵は、昨年の陰陽師でも感じたことだが、歌舞伎要素がやや少ない芝居でこそ圧倒的な輝きを放つ。ファルセットも気にならない。そしてそれ以上に二人の相性がいいのだろう。今回の二人の富姫と図書之助をみてしまった今、他の役者さんの天守物語は考えられない。

あと玉三郎のファッションショー。全部で3着くらい?美男美女の美しさと合わせて目の保養に。
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01:00 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

親子で楽しむ歌舞伎教室 「傾城反魂香」

2014/07/25
又五郎、歌昇の襲名披露の「傾城反魂香」を他の役者さんが演ずるのをみたくて国立劇場へ。今月は、巡業と国立劇場の両方でこのお芝居を上演。千秋楽に行きたくて7月24日を選んだのが、当日は「親子で楽しむ歌舞伎教室」付き。千秋楽の要素皆無。

入り口で配られた小冊子。マンガによる「傾城反魂香」のストーリー解説。とても分かりやすい。どのお芝居にもこういう小冊子を作ってほしいくらい。
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「歌舞伎のみかた」 澤村宗之助

まず薄暗い照明の中、舞台上のせりを、せり上げて回転。全部のせりが上がるのをみる機会はないので楽しい。そして、澤村宗之助さん登場。体操のお兄さんのように爽やかに歌舞伎の基本を解説。花道、ツケ、揚幕、黒御簾、太鼓を使った雨、風、雪の効果音、等々。「これから見得を切ります」と予告してから見得を切ったり。

最後に、「真夏の怪談」という約1分の小芝居。夜道に迷った者が小屋(歌舞伎では地蔵堂)の中の赤い光りを見て逃げ出すお話。まず現代劇版を上演。その後宗之助さんで歌舞伎版。現代版は「怖いよ~」と叫ぶなど、感情をそのまま口に出す。一方歌舞伎版は、「あそこに見えし二つの光りが~(意訳)」等、ほとんど解説みたいな台詞。歌舞伎の台詞は一歩引き客観視した上での台詞なのだなあ。面白い試み。赤い光りは猫の目だった、というオチ。

「面白いときは声を出して笑ってもかまいません、『ありのままの自分』でお楽しみください」という時事ネタ、アナ雪を宗之助さんがかまし、教室終了。

傾城反魂香 土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起:歌昇改め中村梅玉/土佐将監光信:中村東蔵/狩野雅楽之助:中村松江/将監北の方:中村歌女之丞/土佐修理之助:中村梅丸/又平女房おとく:中村魁春

役者が代わると芝居が変わることを実感。

梅玉さんの吃又は、ひたすら不器用。芦屋雁之助の裸の大将みたいな吃り。でも、たとえ吃っていなくても、小さい頃からいじめられてきたに違いない。手水鉢へ呼ばれても、手を引かれるように女房おとくの後を追う。愚鈍で一人では何もできない。土佐将監に絵が認められ、不運続きの人生が、ようやく日の目を見た喜び。

対する又五郎さんの吃又は、あくまで吃ることだけが問題。吃りのために苦労はしていても、吃り以外の部分で自分に自信を持っているので、いじめには会わなさそう。土佐将監に訴えかける場面では愚鈍さではなく必死さが際立つ。その必死さが報われたとき涙を誘う。

梅玉さんのほんわかした吃又。又五郎さんの泣ける吃又。それぞれです。

今回特筆すべきは、梅玉、魁春兄弟で演じた夫婦。当然のことながら息がぴったり。夫婦感は又五郎、芝雀よりも上。いつもどおり赤いお目目の魁春さん。遊女を斡旋する遣り手の印象が強いのに、今回は夫をいたわる心優しい妻に大変貌。芝雀さんほどおしゃべりはしないが、日常生活ですごく夫を大切に扱う。花道で土佐の名字を許された者らしく歩きなさいというときの、おとくの嬉しそうな顔!

一つの芝居を違う役者さんが演じるのを観るのって案外飽きないもん。こうしてさらに歌舞伎にはまっていく・・・。小学生が大勢いて落ち着かなかったけど、行ってよかった。

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09:07 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

"Justice " by Tim Vicary

2014/07/24
London: November. Terrorists blow up the Queen's coach outside Parliament. The Queen escapes, but five people are killed, and forty others badly hurt - ordinary, innocent people, like Alan Cole, the Queen's coachman, who loses his leg in the bombing. And for Alan and his daughter Jane there is more terror to come, in the search for the truth behind the bombing. Will the terrorists be caught and brought to justice? But what kind of justice? What can give Alan Cole his leg back, or give life back to people who have been blown to pieces by a bomb?(Amazon)

Justice (Oxford Bookworms 3)

"Justice"なんて大仰なタイトルをつけるほどの内容ではないがエンターテイメント性あり。使われている英語は簡単なのに。結局サスペンス好きなんだな。Oxford BookwormsのLevel3。YL3.2-3.4。

23:54 英語・小説 | コメント(0) | トラックバック(0)
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