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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」

2014/09/27
岩崎夏海の大ヒット同名小説を、AKB48の前田敦子主演で映画化した青春ドラマ。弱小野球部のマネージャーとなったみなみは、ある日書店で勘違いから手にとったドラッカーの名著「マネジメント」に感動を覚え、その教えを部活動で実践する(「キネマ旬報社」データベースより)。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(通常版) [DVD]




もっとドラッガードラッガーしてるかと思いきや、普通にアイドルアイドルしてた。野球よく分からない。川口春奈が病人に見えない。

16:40 映画鑑賞 | コメント(0) | トラックバック(0)

九月歌舞伎座秀山祭「菊畑」「法界坊」2

2014/09/25
2階1列目の切符を良い値で手に入れ秀山祭昼の部をリピ。やっぱり前はいい。良いものは遠くから見ても良いと思っていたけれど、やっぱり前の方が良いということには変わりない_笑。景色が全然違う。

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今回久々の2階席だったのだが、舞台を俯瞰的に見るには最適の席。ただ1階席の方が舞台の世界に没頭できる。1等1階席最後尾と1等2階1列目だと1階席が良いかな。2等席の1階1列目と1等席の2階1列目はどちらが良いかは悩ましい。まあそうそう悩むことはないけど。

一、鬼一法眼三略巻 「菊畑」
吉岡鬼一法眼:歌六/虎蔵実は源牛若丸:染五郎/皆鶴姫:米吉/腰元白菊:歌女之丞/笠原湛海::歌昇/智恵内実は吉岡鬼三太:松緑

当たり前といえば当たり前だが役者の表情が良く見えるので、3階席よりも役者の思い、ハラって言うんですか、がよく分かる。本当は兄弟の歌六の鬼一と松緑の鬼三太が互いに腹の探りあいをしている事とか、鬼三太が実は源牛若丸の染五郎を打てと言われ、みせる動揺とか伝わった。

牛若丸の染五郎はやはり線が細いが、主君としての威厳は前回より微増。ただ甲高い声が義太夫節に合わせての語りになじまないようで辛そう。歌昇の湛海、前回よりも型がなじんだのでは。見慣れただけ?

二、隅田川続俤「法界坊」
聖天町法界坊:吉右衛門/おくみ:芝雀/手代要助:錦之助/野分姫 種之助(1日~13日)・児太郎(14日~25日)/五百平:隼人/丁稚長太:玉太郎/大阪屋源右衛門:橘三郎/代官牛島大蔵:由次郎/おらく:秀太郎/道具屋甚三:仁左衛門

今回リピして2階で見て良かったと思えた、その原因の大半は「法界坊」にあります。

なにより吉右衛門の口跡が良くなり、何を言っているか分かりやすくなった。揚幕から登場するときの「浅草龍泉寺つり鐘の建立、お志はござりませぬかぁ」からしてちゃんと聞える。動きも軽やかになり元気さもアップ。縄跳び猛スピードで8回、大成功(ちなみに前回は4回、しかも引っかかって終わり)。「いつ掘るの?…今でしょ!」も威勢がいいし、穴掘りもリズミカル。8日見ない間にバージョンアップしたのか、千秋楽前日で上り調子なのか。

前回は法界坊に理性が出てしまい「双面水照月」で化けてでる人格との間の一貫性に疑問を感じたのだが、今回は根っからの生臭坊主で人間くさい。「おくみちゃん」「おくみちゃん」と追っかけて、「おくみちゃん」本当に嫌そう。児太郎の野分姫はもっと嫌そうだったけど。愛嬌も可愛さもどーんとアップ。投げキッス、私の方にも飛んできたよ。これぞ吉右衛門の法界坊、こういう法界坊が見たかったんだよ私は。

仁左衛門の甚三に懲らしめられる場面。前回はよく聴こえなかったアドリブ(?)が、フルコース聞こえた。「イイ男だねぇ、片岡仁左衛門にそっくりだ、あれで私と同い年」「この間、復帰したんですよ」「わたしゃあんたを松嶋屋」「夜の部はお孫さんと連獅子を踊るんですよ」「長い付き合いなのに」・・・聞けてよかった(泣)。

あと印象が変わったのは、芝雀のおくみちゃん。若い娘にありがちな自己中心的な恋愛真っ只中。「だって好きなんだもん」にはかなわない。秀太郎さんのおらくは、うるさ型で世話好きのお母さん。まだ精神的に子供の娘とそれをしっかり見守るという母子像。隼人の五百平は野分姫にしっかり忠義を誓う家来。所作が丁寧で気持ちが良い。吉之助の長九郎は、現代でいう副部長的管理職。上にへつらい下をいびる。セクハラで訴えられるのを寸前でで回避するタイプだね。仁左衛門様は少しお疲れ?でもかっこよさは相変わらずでした。

最後に、気になった台詞をちょいメモ。法界坊がおくみを口説く場面。「もし、お組様、お前にちょっと話がある。ママ下においで。ハテ、えんこしなはれ。胴体四つに折んなはれ。」「寝ても覚めても覚めても寝ても忘れられぬ」「エエ、いやらしい。わしゃ知らぬわいなア。」「なんじゃ、知らぬ。知らぬ八方外ヶ浜」。丁稚弁太の「天ぷら買って、喰ってしまった」。

長九郎がおくみを駕籠(かご)に押し込める場面で「〆(しめ)たぞしめた、しめこの兎(う)さうさ」「駕籠はどこへ行た、太郎兵に次郎兵(ひょう)」(「占(し)め子(こ)の兎(うさぎ)」とは、 うまくいったの意の「しめた」を兎を「絞める」に掛けたしゃれ。物事が思いどおりにうまく運んだときの言葉@コトバンク)。

浄瑠璃「双面水照月」
法界坊の霊・野分姫の霊:吉右衛門/渡し守おしづ:又五郎/手代要助実は松若丸:錦之助/おくみ:芝雀

前回ほどの衝撃はなぜかない。舞台って生き物。

でもめったに、というかまず見られない吉右衛門の女形の迫力ある踊りが見られたのは大収穫。花道では娘らしくしとやかに踊りつつ、時折霊の表情を垣間見せ、きっとにらむ。間近でみたら怖いだろうなあ。若い娘の役ということで手(袖)の位置を高くした吉右衛門。レアです。最後の真っ赤な舌もはっきり見えて大満足。

秀山祭、終わってしまう。舞台ってあっけない。でもそこがいいのさ。さて、10月の吉右衛門様のご予定は私が知っているだけでも、10月28日の古典芸能鑑賞会の「傾城反魂香」吃又の復習、11月歌舞伎座の井伊大老、源義経の復習、そして12月国立劇場での初役唐木政右衛門の予習。きっちーファイト!!
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09:59 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

高田馬場で坦々麺

2014/09/24
2ヶ月ぶりに蔭山高田馬場店へ。お目当ては担々麺です。

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スープは全然辛くない。麺は太め。上にのせたヘーゼルナッツ入りひき肉から八角?の風味。こってりしそうな味をレタスで緩和。

また食べると思う。ただ、完成度は前に食べた鶏白湯そばに及ばないかな。あれは満点だから。

09:00 麺・麺・麺 | コメント(0) | トラックバック(0)

九月歌舞伎座秀山祭「絵本太功記」「連獅子」「御所五郎蔵」

2014/09/24
一、絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場
武智光秀:吉右衛門/武智十次郎:染五郎/佐藤正清:又五郎/初菊:米吉/真柴郎党:歌昇/同:種之助/同:隼人/真柴久吉:歌六/皐月:東蔵/操:魁春

先日幕見をしたので、「絵本太功記」のみ2回目。やっぱり近いと(でも3階2列目)印象が変わる。今回は字幕ガイドをレンタル。

初菊の米吉、近くでみるとより一層幼く初々しい。戦いにいく十次郎を思い首を振る姿はお人形さん。若く幼いなりに一途に十次郎を思う気持ち。米吉、染五郎ともデフォルメしやすい顔立ちで少女漫画に出てきそう。お似合いのコンビかも。その十次郎の染五郎、後ろ髪を引かれる思いで初菊を残しつつ、それでも手柄を立てるべく戦へ赴かんとする花道での勇壮な表情。さらに深手を負ったあと、父を師として親として慕う気持ち。

皐月の東蔵さんの武家の母としての厳しさは、武家家族のあり方を想起させる。光秀を忠義を重んずるよう育て、孫十次郎にも同じものを求め、嫁操、孫の許婚初菊には夫がその勤めを果たせるよう尽くすよう求める。嫁操の魁春が義太夫にあわせ物語る(?)場面の所作が美しくて見とれる。夫と義母に尽くし、決して出すぎないが、情愛は深い。

そして吉右衛門の光秀。渡辺保さんの評にあった、最初の「久吉がここにいるな」という一貫した思い入れについてなるほどと思った。やっぱり遠いと表情が良く見えず光秀の肚が1等席ほど分からない。そして「ヤア、ちょこざいな諌言立(かんげんだて)、無益の舌の根動かすな」「和漢ともに、無道を君を弑するは民を安むる、英傑の志。女、童の知るところでない、すされ、すされ、すさりおろう」との台詞(戯曲参照)。自分の信じる道を喝破する光秀の血の滲むような思い。同時に母、息子への情愛は十分にあれど己の道を選ぶ厳しさも。かっこいい!

印象が変わったというより、前回の芝居の印象が深まった。役者さんの思い入れのエネルギーが幕見だと遠くて届かないのかも。

二、連獅子
狂言師右近後に親獅子の精:仁左衛門/狂言師左近後に仔獅子の精:千之助/浄土僧専念:錦之助/法華僧日門:又五郎

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仁左衛門さんがお孫さんの千之助くんと一緒に連獅子で共演。仁左衛門さんが嬉しそうに踊っていらっしゃるのをみるとこちらも嬉しくて。千之助くんは教わったことを一つ一つ丁寧に表現し、若く伸びやか。側転も。そして何よりも仁左衛門さんの復帰が素直に嬉しい。

僧侶は線の細い専念の錦之助さんと線の太い日門の又五郎さん。対照的な二人のコンビ。何度も見た演目だが字幕ガイドのおかげで「うしししし」と笑っている訳がようやく分かる。

ところで時宗「一遍上人」の名が浄土宗の僧専念が敬っている設定が謎だったのだが、時宗は浄土教の一宗派ということ。あ、あと最後の方で傳左衛門が凄い形相で鼓を叩いていた。

三、曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)御所五郎蔵
御所五郎蔵:染五郎/星影土右衛門:松緑/子分 梶原平平:松江/同新貝荒蔵:亀寿/同秩父重介:亀鶴/同二宮太郎次:廣太郎/同 畠山次郎三:児太郎/番頭新造千代菊:歌江/花形屋吾助:錦吾/傾城逢州:高麗蔵/傾城皐月:芝雀/甲屋女房お松:秀太郎

初見です。各場の展開がはっきりしており見やすい演目。

序幕、五郎蔵の染五郎と土右衛門の松緑が廓で出会う場面。黙阿弥の五七調の台詞が心地よい。子分たちは喧嘩っ早そう。「火事と喧嘩は江戸の華」ってね。ただ、五郎蔵と土右衛門、二人のキャラはこの場面ではやや物足りない。そこに登場するのが甲屋女房お松の秀太郎さん。一気に舞台が引き締まる。ともすれば機械的になりがちな黙阿弥の台詞を、上方風の柔らか味を帯びた言い回しに変えて、台詞が生き生きとしてくる。最後の見得の首の見せ方もかっこいい。

これね。
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二幕目、「愛想尽かし」の場面。五郎蔵と土右衛門のキャラが生き生きとしてきた。

染五郎の五郎蔵はよく言えば一本気、悪く言えば思慮に欠ける。でもそういう男が魅力的だったりするんだよね。色気もあってニンだと思う。松緑の土右衛門は、ずる賢いというよりも、理路整然とした男。皐月を自分のものにしようとするあくどさよりも、金を払ったから皐月は当然自分のものと考える。

芝雀の皐月。土右衛門に愛想尽かしを約束するとき、本当は辛いのに、五郎蔵を救いたいがために心を押し隠し精一杯虚勢をはり、尚かつ傾城らしい気高さを失っていない表情は切ない。高麗蔵の逢州は、とても優しくかつ皐月に引けをとらない気高さを兼ね備える。花形屋吾助の錦吾さんと染五郎のやりとり、呼吸が合っていてさすが高麗屋。

そして愛想づかし。染五郎の「晦日に月の出る郭も、闇があるから覚えていろ」という台詞、未練たっぷり感が出ていて良かったです。

三幕目「逢州殺し」の場面。まず五郎蔵が逢州を殺す。男が女を殺す場面で空気が張り詰めるのは、強者対弱者だからか、性的なものを感じるからか。仁左衛門さんの「女殺油地獄」怖かったなあなどと頭をよぎる。

そして、赤い着物をふわっとさせながらの染五郎五郎蔵の柔らかい立ち廻りと土右衛門松緑のカチッとした立ち廻り。この二人、対照的で相性が良いのかも。江戸の風情を感じさせる粋な立ち廻りでした。

千秋楽前最後の祝日の今日、大向こうの皆さんも勢ぞろい(?)。良い声の屋号が次々ときこえて充実感アップしたお芝居でした。

08:18 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)

「アンフェアな月―刑事 雪平夏見」 秦 建日子

2014/09/23
生後三ヵ月の赤ん坊が誘拐された。錯乱状態の母親、具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯、翻弄される捜査本部。そんな中、遺留品が発見された山中から掘り出されたものとは…バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」。ベストセラー『推理小説』に続く、刑事・雪平夏見シリーズ第2弾(Amazon)。

アンフェアな月―刑事 雪平夏見 (河出文庫)

映像向きの作品だなと思ったら、筆者はテレビドラマの脚本家。そもそもこの作品の第1シリーズは篠原涼子主演でドラマ化された「アンフェア」らしい。一筋縄でいかないキャラの女刑事、意外な犯人、スリリングな展開。このシリーズ、すべて図書館で予約しました。

09:10 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)
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