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「 絵が語る男女の性差―幼児画から源氏物語絵巻まで」皆本 二三江

2011/09/14

「絵が語る男女の性差―幼児画から源氏物語絵巻まで」 (東書選書)
女性画と男性画の違いについてまとめた本です。

20110914-01


<女性画の特性>

①女と子供、花や蝶を描く。小さく可愛いものを描く。
 清少納言が枕草子で「うつくしきもの」を描いているように、
 可愛いものが小さい頃から大好き。

②自然を好み、楽園指向。安定を平和を好み、現実の生々しい再現を回避する。
 破壊を好まない。
 これは、出産し、種を保存する女性の役割につながる。

③モチーフは、ステレオタイプをなぞる。
=大地の上に人等が横に並列し、上部に太陽、雲。中間に蝶、鳥を位置する絵。
 この傾向は世界中どこでも同じ。

④よく使う色は、暖色。使用率・使用量で男女性差が最大なのはピンク。
 又、緑を使うことで、安らぎ、安全感を求めたりもする。

⑤装飾する事を好む。
 例えば、女の子を描いたら、リボン、髪飾りをつけ、その目は大きくまつ毛が長い。
 美しい世界の抽出に価値を感じる。

⑥曲線、丸身を多用。

⑦現実を美化して絵空事の世界を作り出す。
 身近なモチーフ(人間とか)を選ぶ点で女はリアリスティック。
 でも、それを描写する段階で、モチーフを美化する。ロマンティック。


<男性画の特性>

①強さに価値をおき、闘争画を好む。動的。

②リアリティを求め、メカニズムなど、現実を正確に再現しようとする。

③モチーフは生活経験や、読んだ漫画等、実体験をもとにする。
 破壊願望があり、又、武器への関心があるため、戦争画を書く。
 乗り物もよく描く。

④ステレオタイプの絵は描かない。実体験をもとにモチーフが変化する。
 例えば、テレビ等をみて新しいモチーフを選択する。

⑤よく使う色は、青などの硬い重量感のある寒色。
 赤も使う。赤と黒の対比を強調したりする。
 女性のように赤を点景として使用するのでなく、赤そのものに語らせ、強く自己主張する。
 原色の強さを好み、中間色を使わない。特に、ピンクは全然使わない。

⑥特定の色やモチーフに焦点を当てて強調する。

⑦筋肉マン等の人造人間を描く。

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例えば車を描くよう指示すると、
男子は特定の車種を選択し、当該車種のメカニズムを正確に再現しようとするそうです。
まるで設計図のような克明な構造、外形を描きます。

他方、女子の描く車は、丸みを帯びたかわいいものです。
内部構造と無関係な外観を描きます。
車種を無視し、女子にとって一般性ある車を描こうとします。

なるほど~。

読んでいませんが、たぶん「地図の読めない女」に相通ずる内容だと思います。
幼少のころから、メカニズムへの興味の男女差がここまであるとは。

一度も女の子らしいと言われたことのない私ですが、
絵だけは十分女の子らしかったようです。
お絵かきの時間は、女の子の絵ばかり描いていました。

メカ音痴なのも当然!

小さいころからメカニズムに興味を持って、様々な事象を観察し続けているのだとしたら、
男性が、女性よりも空間認識力・洞察力に長けているのもうなずけます。
かなうわけないですね。

00:49 心理 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
No title
へぇ~~面白いね。
確かにーって感じ。
子供の頃男の子はロボットとか車とか細かく書いていた気がする!私ロボットなんて書いたことないかも!
No title
私もない!
ロボットも車も電車も一度も描いたことがない!
わずか4,5歳でこういう違いが出てくるのって面白いよね。

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