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「三屋清左衛門残日録」 藤沢周平

2013/01/07
日残りて昏るるに未だ遠し―。家督をゆずり、離れに起臥する隠居の身となった三屋清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし、藩の執政府は粉糾の渦中にあったのである。老いゆく日々の命のかがやきを、いぶし銀にも似た見事な筆で描く傑作長篇小説(「BOOK」データベースより)。

   三屋清左衛門残日録 (文春文庫)

2013年、初読書は、藤沢周平さんで。短編集なので、帰省用にちょうど良いと思ったのですが、帰省中は1編しか読まず、残りを読んだのは帰ってから。

江戸の風習が面白い。藩主の手がつくと捨て扶持はもらえても、結婚・懐妊は許されないとか、失策すると石高が減らされるとか、でも、それだけだと江戸時代の風習みたいな本を読んだほうが早いだろう。

やはりキャラクターの面白さ。

主役三屋清左衛門は隠居したので、家のことの一切合切を息子に委ね自ら余計な口出しはせず、慎んで生きていこうとする。しかし武士らしい実直な人柄のせいか、今なお多くの人が清左衛門を頼りにし、さまざまな事件に関わっていく。この清左衛門のキャラクターあってこそのこの小説なんだと思う。

ただ、隠居隠居ってまだ52歳。若すぎる気が。だって私と(以下、略)。

23:31 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)
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