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「仮名手本忠臣蔵」 名作歌舞伎全集〈第2巻〉丸本時代物集1

2013/01/21
歌舞伎を見に行っても実はあらすじを全く知らない私。そこで、先日観に行って感動した「仮名手本忠臣蔵」のあらすじをきちんと追ってみようと決意。図書館で「名作歌舞伎全集」を借りてみた。

いやー、本当に何にもわかってないことが分かった。そもそも、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の登場人物の名前が実際と違うことも知らなかった。道理で知らない人ばっかりでてくるわけだ(書いてて恥ずかしい)。「忠臣蔵」に対する言論弾圧を、あの手この手で免れようとしたわけね。

・吉良 上野介 =高 師直
・浅野 内匠守 =塩治 判官
・大石 蔵之助 =大星 由良之助

それにしても討ち入りのきっかけとなる諍いがこんな些細なことだとは。いや、当時は些細ではなかったのだろうけど。

高 師直(吉良上野介)が、塩治判官(浅野内匠守)の奥さんにちょっかいだしたけどふられちゃって、怒った高 師直が判官に「お前もおれのこと馬鹿にしてんだろっ」てけしかけて、判官が師直に斬りかかったってのがそもそものはじまり。もっと政治的なことが原因だと思ったのに、痴話げんかのもつれだったんかい。

おもしろかったのは死に対する感覚。

子供が殺され死のうとも、嘘はつけないと言い張る天河屋義兵衛とか、妹おかるが大星由良之助に斬られるよりは自分で切ってしまおうとする兄平右衛門とか、人間関係のしがらみを清算するために自ら斬られる本蔵とか。今の時代では考えられないけど、世界平和や博愛主義を連呼する世の中よりは正しい気もする。

一応読めたので感激だ。ただ、わかりやすく解説したホームページと合わせ読んだおかげで完読できたんだけど。

16:44 歌舞伎戯曲等 | コメント(0) | トラックバック(0)
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