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「名もなき毒」 宮部 みゆき

2013/03/20
世界は毒に満ちている。かくも無力な私たちの中にさえ。新しいアルバイトの女はトラブルメーカーだった。杉村三郎は解雇された彼女の連絡窓口になる。折しも街に無差別連続毒殺事件が……(出版社HPより)

名もなき毒

犯罪に走る人に潜む狂気もしくはそれに近い心理状態を「毒」と表現している、と読みってみた。

生まれつき毒をもつ人、不幸な生い立ちゆえ毒をもたざるをえなかった人、毒が流布するのをとめることができない自分に怒る人、経済力があり、毒の存在すら理解できそうにない人など。紙一重のようでもあるし、交わらないようでもある。

主人公の境遇が意味深だったから、もっと深い闇があるのかと思ったけど、なんにもなかった。土壌汚染対策の話がきちんと取材されてて、ちと感慨。ただ、宮部みゆきの作品にしては物足りなかったかも。

21:13 日本・小説(新) | コメント(0) | トラックバック(0)
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