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歌舞伎座新開場 杮葺落四月大歌舞伎 第三部

2013/04/21
第三部。
一、近江源氏先陣館 盛綱陣屋(もりつなじんや)

   佐々木盛綱      仁左衛門
   篝火          時 蔵
   早瀬          芝 雀
   伊吹藤太       翫 雀
   楽太郎         橋之助
   竹下孫八       進之介
   四天王        男女蔵
   同           亀三郎
   同           亀 寿
   同           宗之助
   高綱一子小四郎  金太郎
   盛綱一子小三郎  藤間大河
   古郡新左衛門    錦 吾
   微妙          東 蔵
   北條時政       我 當
   和田兵衛秀盛    吉右衛門

兄弟が敵味方に別れて戦う悲劇の物語
 頼朝亡き後、源氏は鎌倉方と京方の間で争いが起こり、佐々木盛綱と高綱兄弟は敵味方に分かれて戦うこととなります。鎌倉方である盛綱のもとに、高綱の一子小四郎が生け捕りになり、さらには高綱自身が討死したとの知らせが届きます。ところが盛綱が首実検をすると、首は高綱のものではなく贋首。にもかかわらず小四郎は、父を追って切腹します。贋首と承知で死を選ぶ小四郎の様子を見た盛綱は、じっと考え込み...。
 兄弟、親子と敵味方に別れて戦わざるを得ない複雑な人間関係が織り成す物語に、争いの悲情さ、哀しさが描かれた時代物の大作をご覧ください (公式HP)。


テーマが似ているだけに第一部でみた熊谷陣屋と比較してしまう。でも、こっちに軍配があがるかなー。

主役、仁左衛門VS吉右衛門。比べられない。両方よかった。仁左衛門は女殺油地獄の与兵衛のイメージが強いけど、盛綱のような理性的な役も似合うのだ。盛綱の吉右衛門もいい。

気になったのが女性陣。両方とも子供への情愛を描いているだけに母親役等が重要。盛綱陣屋は、時蔵演ずる篝火、芝雀演ずる早瀬、東蔵演ずる微妙の熱演に引き込まれた。安定しているし間延びしてないし。熊谷陣屋の女性陣が間延びしていたってことなんだけど。玉三郎ね。

芝雀さんと時蔵さんがお気に入りです。芝雀が家の中から手紙をくくりつけた矢を飛ばして家の外の細い木に当ててたけど、これって結構すごいことなんじゃないか。器用なのはお父さん譲り?

橋之助と翫雀が注進してくる場面は長いお芝居にスパイスをきかせる役どころ。二人とも全然雰囲気が違って面白い。橋之助は二枚目で踊りが格好いいし、翫雀はひょうきん者。

で、松本金太郎くんです。イケメンですね。舞台写真を見てもすでに十分美少年。まだ8歳くらいですが、将来が楽しみ。今回の演目では重要な役どころで出番もいっぱい。高い声の出しすぎで枯れてる気もしたけど、頑張ってました。今後に期待大。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

   武蔵坊弁慶  幸四郎
   源義経    梅 玉
   亀井六郎   染五郎
   片岡八郎   松 緑
   駿河次郎   勘九郎
   太刀持音若  玉太郎
   常陸坊海尊  左團次
   富樫左衛門  菊五郎

歌舞伎十八番の中でも屈指の人気演目
 都を落ち行く源義経一行。兄頼朝との不和により、義経は強力に、武蔵坊弁慶ら家臣は山伏に姿を変えて奥州を目指しますが、安宅の関で富樫左衛門の詮議を受けます。富樫は弁慶に勧進帳を読むように命じると、弁慶はあるはずのない勧進帳を取り出して、朗々と読み上げていきます。すると富樫は一行を義経主従だと見破りながらも、主君を守る弁慶の命懸けの振る舞いに心打たれ、関所の通行を許すのでした。
 随所に見どころの尽きない名作をご鑑賞ください。


enomi20130420-03.jpg

実はこれもはじめて見る演目。やはり見ておかないとってことで。筋書きも何度か読み予習ばっちり。

お能の演目をもとにしているだけあって、舞台装置も役者さんも能そのものを見ている感じ。能と歌舞伎の融合ですね。すごいすごい。

感想は・・・。この演目の見どころは、弁慶による勧進帳の読上げと富樫との山伏問答だと思うのだが、弁慶・・・弁慶が・・・。何を言っているのか聞き取れなかった。筋書きというか脚本コピーして持っていけばよかった。すごく一生懸命やっているのは伝わってくるだけに残念。

でもさすがに幸四郎は慣れている感じで、いつもより安心して見れた。延年の舞も決まってたし。主君義経のことを思う気持ちが伝わってきた。

実は意外だったのだが、菊五郎の富樫はよかった。菊五郎は弁天みたいな役が一番はまり役で、富樫みたいに凛として自分の役目をこなしつつ人情味有る役って向いていない気がしたけど、すごいはまってた。第二部で弁天小僧で大立ち周りやってのたが嘘みたい。次々と投げかける問答も文句なしです。

そして梅玉の義経。梅玉って筋書きの写真をみて学生運動やってた人みたいな印象を受ける写真が載ってるんだけど、全然印象が違う。いつの写真載せてるんだ。それはともかく、義経って若いけど気品があって、でも少し女性的な面が見える気がするんだけど、梅玉の義経はぴったりでした。でもあれだけずっと傘?かぶってじっとしてたら怪しまれるよね。

染五郎、松緑、勘九郎、左團次が義経お付きの人っていうのも豪華。さすが柿葺落。

そして最後の見せ場飛び六方、なんだけど、3階席の悲しさ。最初に一回ちょんと飛ぶところしか見れなかった。あー全部見たかった。でもまた、いつか。客席からは手拍子が。柿葺落でみんな盛りあってるということなんでしょう。

というわけで4月20日は一日歌舞伎座にいた。幕見席を手に入れるため待っているのは辛かったけど、第三部が終わって辛かったことなど忘れてしまっていた。14時から夜9時半くらいまで、夢の世界にいるみたいだった。あの値段でこんなに浸れるなんてお得だと思う。

12:05 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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