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八月納涼歌舞伎 第一部

2013/08/09
8月9日(金)、一人で新歌舞伎座へ。

一、新版歌祭文 野崎村(のざきむら)

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お光:福助/久松:扇雀/お染:七之助/久作:彌十郎/後家お常:東蔵

義太夫の名曲が心に沁みる世話物の名作
野崎村の久作の家では、久作の後妻の連れ子お光が、かねてより慕っていた養子の久松との祝言を控え、嬉しさを隠せない様子。そこへ、久松が丁稚奉公をしていた油屋のひとり娘お染がやって来ます。かつて恋仲であったお染と久松の心中の覚悟を知ったお光は自ら身を引き、尼となる決意をします。迎えに来た油屋の後家お常の配慮により、久松は駕籠、お染は舟で別々に野崎村を後にする姿を、お光は涙ながらに見送るのでした。 義太夫の名曲が印象深い、情感あふれる世話物の名作です(公式HP)。

「お染久松」ものは初めてだったので楽しみにしていた。

福助のお光は、大根切るのが上手すぎ。家で練習するのか。時おり発する高い声がかわいい。ただ、お染に嫉妬していたお光と出家したお光がどうも結びつかなかった。コミカルな演技はうまい。中村劇団風。

久松の扇雀。扇雀、こういう役もできるんだ。義父に真面目に尽くしつつもお染にたいする恋心をおさえられない。お染の七之助。振り袖がかわいい。帯の長さがいじらしさのあらわれのよう。

ただ後半半睡魔に襲われる。やはり私は台本を見ながらでないとダメなのか。

二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子

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小姓弥生後に獅子の精:勘九郎/胡蝶の精:虎之介/胡蝶の精:鶴松/
用人関口十太夫:宗之助/家老渋井五左衛門:由次郎

勇壮にして華麗――格調高い長唄舞踊の大曲
江戸城の新年恒例行事である御鏡曳きの日。その余興として舞を所望された小姓の弥生は、恥じらいながらも様々な踊りを見せますが、祭壇に祀られた獅子頭を手に踊るうちに、獅子の魂が弥生に乗り移り、姿を消してしまいます。やがて現れた獅子の精は、勇壮な獅子の狂いを見せるのでした。 新歌舞伎十八番の内の一つである華やかな舞踊をお楽しみいただきます(公式HP)。

まず、小山三さん登場で中村屋の大歓声、元気倍増。そして勘九郎。襲名披露を見ていないので、勘九郎の春興鏡獅子を見るのは初めて。その出来栄えに驚いた。

前シテの弥生。洗練された動き。しなやかで美しい。いつまでも動きをみていたい踊りを見たのは久しぶり。以前見た弥生は退屈だったので、そういうもんかと思っていたが、いやいや。最後、獅子に取りつかれて花道をかけて行ったときの高揚感といったら!

そして後シテの獅子。獅子が、一瞬からだを縮めてジャンプして、大の字(?)になる、その時に全身からエネルギーを放出。前シテの弥生に負けていない。毛ふりは45回。前に見た毛ぶりは94回。多けりゃいいってもんじゃない。獅子のパワーを受け取めたせいかなぜか涙が。舞台ってすごい。

帰り際、勘九郎の奥様前田愛さんを発見。かわいい。子役から見ているので幸せそうで良かったなと。手を引いて歩いていたのは、七緒八くん。お父さんの鏡獅子をみてどう思ったか。いつか七緒八くんも鏡獅子を演るときがくるのでしょうか。

14:16 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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