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「東慶寺花だより」 井上ひさし

2014/01/11
「どうしても夫と別れたい」。離婚を望み、決死の覚悟で駆け込み寺にやってきた女たち。けれどもその理由はどれもこれも一筋縄ではいかなくて…。夫婦の絆、名もなき人々の強さ、生きる喜びを謳いあげた遺作(「BOOK」データベースより)。

東慶寺花だより

縁切寺のシステムが面白い。

駆け込んだ妻方と駆け込まれた夫方の、離縁話に係り合いある者たちがお白州へ呼び出され、それぞれの言い分を寺役人に申し伝える。妻方の言い分に理があるときは、夫方は離縁状を書くよう勧められ、示談へ。でも夫が離縁状を書かないと言い張ったときは、東慶寺が妻の身柄を預かる。断髪にして、生臭もの、にんにく、ねぎ、にら、あさつき、らっきょうの五辛を絶った粗末な暮らしをさせ二十四か月たって、髪も長くなったころ俗世間に還す。そのときは、夫は必ず離縁状(=再婚許可証)を書かねばならない。

江戸時代の強くたくましい女たちの人間模様。離縁して自分の持参金を、夫に仕事で使ってもらうべく縁切寺に駆け込んだ「おせん」が清々しい。

22:49 歌舞伎戯曲等 | コメント(0) | トラックバック(0)
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