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四月歌舞伎座「一條大蔵譚」「女伊達」「髪結新三」

2014/04/25
一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 檜垣 奥殿

一條大蔵長成:吉右衛門/常盤御前:魁春/八剣勘解由:由次郎/鳴瀬:歌女之丞/お京:芝雀/吉岡鬼次郎:梅玉

ブログ を読み返す限り、一條大蔵譚を見るの三回目。前回は染五郎、その前は吉右衛門。 でも、ちゃんと筋書きを把握するようになってからは初めてだ。

感想…阿呆の大蔵卿を演ずる吉右衛門がとにかくかわいいという感想になると思ってた。確かにかわいい。椅子(長床几=ながしょうぎ、だそうです)に座って片方の端をあげてしまう場面とかラブリー。でも、全部みた後思い出すのは、阿呆を装っている際にも時折のぞかせる大蔵卿の寂しげな表情。もう平家打倒に戦いに参加できない、阿呆としてしか生きる事ができない哀しさ、諦念、疎外感。

梅玉の鬼次郎と芝雀のお京が情緒的で、平家と闘う勢いを十分感じさせる分だけ、全てを諦めた大蔵卿がひたすら哀れだった。

扇を手に座って舞う常盤御前の魁春さん、さすが。鳴瀬の歌女之丞さんの見得が凛としてきれい。

enomi20130522-20.jpg

二、女伊達

女伊達:時蔵/男伊達中之島鳴平:松江/同淀川の千蔵:萬太郎

短く単純、分かりやすい。踊りに詳しくない私も拍手喝采。傘の使い方が楽しい。男伊達の2人がみせた唐笠に黒字(?)の紋様もきれいだし、後半で大勢がみせた「よろづや」の傘も舞台全体に映える。立ち回りで三階さん大活躍。とんぼかっこいい。

松江さんの踊りをちゃんとみたのは初めてかも。二枚目らしい絵になる踊りで上手かった。萬太郎もなかなか。時蔵さん、女の立ち回りっていうだけで楽しい。粋でいなせで、すかっとした。助六の真似は分からなかったけど。

三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはち じょう) 髪結新三

髪結新三:幸四郎/弥太五郎源七:歌六/白子屋手代忠七:橋之助/下剃勝奴:錦之助/お熊:児太郎/丁稚長松:金太郎/車力善八:錦吾/家主女房おかく:萬次郎/家主長兵衛:彌十郎/加賀屋藤兵衛:友右衛門/後家お常:秀太郎

最近悪党づいてる幸四郎。新三も結構えげつない男で、幸四郎なりの新三で満足。江戸っ子って感じはしないけど。

追い詰められる弥太五郎源七の歌六さんを楽しみにしてたのに、なぜかそこで船を漕ぎ…。歌六さんごめんなさい。

客席大受けなのが新三と新三より一枚上手の家主長兵衛の彌十郎さんのやりとり。彌十郎さんのおかしみのある役に外れはないなあ。「鰹は半分もらったよ」。かつおのたたき、食べたいよ。

ところでこの一年で一番成長したのは児太郎では。昨年同じ役でみたときは、なんかこう浮いてるというか、女形はじめましたって顔に書いてある感じがしたけど、今回は馴染んでた。努力したんだろうなあ。がんばれー。

家主さんとのやり取りを一緒に盛り上げた勝奴の錦之助、永遠の青二才。ニンでした。忠七の橋之助、世間知らずの雰囲気。それから松本金太郎。孫と共演できて幸四郎が嬉しそう。まだまだ昼間の小猿さんの見得に軍配が上がる。お父さんタイプの役者になりそうな予感。

17:00 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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