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八月納涼歌舞伎 第三部「勢獅子」「怪談乳房榎」

2014/08/18
2部に続けて3部も観劇。

一、勢獅子
鳶頭:三津五郎/鳶頭:橋之助/鳶頭:獅童/芸者:七之助/手古舞:新悟/鳶の者:国生/手古舞:鶴松/鳶の者:虎之介/手古舞:児太郎/鳶頭:巳之助/鳶頭:勘九郎/鳶頭:彌十郎/芸者:扇雀

役者さんたちが順番に全員の前に出て踊る。師匠が後ろで腕を組んで見ているので(それも結構厳しい視線で)、こういう演目は出演者にとってプレッシャー?

鳶頭の三津五郎と橋之助、安定の組み合わせ。しっとりとした七之助と艶やかな扇雀の芸者衆。鳶頭の彌十郎は気風のよい男前、獅童はいなせで凛々しい。手古舞姿の新悟は若々しく、児太郎は白塗りが良く似合い、なぜか目で追ってしまう鶴松の手さばきは美しい。伸びやかで若々しい鳶の者の国夫、まだ幼さが残る虎之介。

最後の獅子舞と面の踊り。このひょっとこ上手いなあと思ったら、まさかの勘九郎。一緒に踊った巳之助も勘九郎に引っ張られるかのように立派な踊りを見せてくれました。

訪米歌舞伎凱旋記念 三世實川延若より直伝されたる 十八世中村勘三郎から習い覚えし
二、怪談乳房榎  中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候
菱川重信・下男正助・うわばみ三次・三遊亭円朝:勘九郎/重信妻お関:七之助/茶店の女お菊:小山三/松井三郎/住職雲海:亀蔵/磯貝浪江:獅童

NYで好評だった演目の凱旋公演。歌舞伎座外に新聞記事も。
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舞台は新宿区は四谷 落合 高田馬場 角筈、柳町等々、なじみの場所。でも地域性を強調する演出は特になし。まあ特徴ないし。

見所は三役早替りとある通り、勘九郎の運動会。舞台上はもちろん、舞台袖でも走り回っているだろう事間違いなし。大詰めに至っては菱川重信、正助、三次+磯貝浪江の獅童の立ち回り。もう見ているうちに何がなんだか誰が誰だか分からなくなって、でもそれはそれで面白かった。ただ、早替りは、技を間近で見せ付けられる1階席の方が楽しめるのかも。

三役の中では下男正助が一番似合っている。菱川重信もなかなか。うわばみ三次の役柄は、一部「恐怖時代」の玄沢と二部「たぬき」の太鼓持蝶作とかぶる。

七之助の妻お関は原作と異なり清楚で身持ちが固い。浪江は八月の獅童の役のなかではベスト。間からも口跡からも滲み出る色悪らしさ。獅童にこういう役をもっともっと極めてほしい。亀蔵さんの住職雲海、霊となった重信が登場する妖しい雰囲気を声で醸し出す。茶店の女お菊の小山三さん、お声をきくと元気をもらえる。

最後にダメ押しのように三遊亭円朝として勘九郎が登場。「お疲れ様」との大向こうにみんな嬉しくて拍手。いつもの歌舞伎とは一味違うエンターテイメント。

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計6時間以上座りっぱなし。腰が痛いわ足はパンパン。それでも一日中芝居の世界に浸れて幸せな一日。

12:44 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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