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「夏祭浪花鑑」 のせりふ

2014/10/15
「夏祭浪花鑑」で好きなせりふ、気になるせりふ、聞きとりたいせりふを集めてみました。名作歌舞伎全集第7巻、舞台を参考に。

住吉鳥居先の場
三婦「団七団七」 団七「俺を呼んだは何処だ、どこからだ」。
三婦「どこからでもない、床からだ」。

団七、髪結へ。
団七「そんなら三婦どん、ドレ、男を一番、みがいて来ようか

団七が佐賀右衛門と立ち回り(琴浦に昆布屋の場所を指南)。
団七「ソレ、ここを、こう行くと、その黒塀の間から、このような松之木が出て居るわ。その松の木の筋向こうに、こんな、地蔵様がある。その地蔵の前の石橋を、こう渡って、一軒、二軒、三軒目だよ。早くいかんせ」。

団七と徳兵衛が喧嘩。
団七「サア、下に居たが、どうする」。
徳兵衛「されば、友達づくの頼むに引かれず、一寸も後へは寄らぬ一寸徳兵衛が、ちっとマア、こうして見ようかえ」。
団七「ホ々、こりゃ又身があって面白いわい。そんならさしづめこうしょうかい」。

団七と徳兵衛が兄弟の約束。
団七「われが性根を見抜いたゆえ、固めの印渡そうかい」。
♪これ渡そうと浴衣の片袖、引き切って差し出し、
団七「コリャ、これは団七が身に附いた片袖、磯之丞殿の世話をする、片腕にする証拠の袖、とっくりと受け取れよ」
徳兵衛「オオ面白い。互いに心底包まず隠さず、徳兵衛が証拠もまた、こうちぎって渡すワ。磯之丞どのを袖にせぬという印。どんな事があろうとも、御難儀になる事なら、袖にしないと言い抜く証拠」。
両人「サア、受け取れ受け取れ」。

enomi20140727-04.jpg

釣船三婦内の場、お辰が火鉢の鉄弓を顔に当てる場面。
三婦「イヤイヤ、どう言うても、預けては三婦の男が立たぬ」。
お辰「サア、その立たぬ訳を承りましょう(中略)」。
三婦「サア、立たぬという訳は、お内儀の顔に色気があるゆえ」(中略)「間違いはあるまいけれど、外(ほか)という字で預けにくい。まア思うて下され」。
♪事をわけたる一言に、さすがのお辰も詞は出でず、さしうつ向いていたりしが、なに思いけん立ち直り、火鉢に掛けし鉄弓の、火になったのを押っとって、我と我が手に我が顔へ、べったり当てる焼鉄に、ウンとばかりに反り返る。夫婦もあわてて抱きかかえ、薬よ水よといたわれば、むっくと起きて
お辰「なんと三婦さん。この顔でも思案の外という字の色気がござんすかえ」。

長町裏殺しの場
義平次「ひ・と・ご・ろ・しー!!

義平次殺害後
団七「悪い人でも舅は親、ゆるして下んせ」。

田島町団七内の場、団七を徳兵衛が逃げるよう説得。
徳兵衛「コレ九郎兵衛、山形に丸印、この雪駄見覚えがあるか」。
団七「そりゃアおれの雪駄だが、それがどうぞしたか」。
徳兵衛「これがお主の雪駄なら、おれと一緒に玉島へ下ったがよいとことよ」(中略)「コレ九郎兵衛、この雪駄は味は所で拾ったぞよ。イヤサ、長町裏の畑中で」。(中略)「九郎兵衛、捕った」。
団七「なんと。徳兵衛、何を捕った」。  徳兵衛「蚤を取った」。
団七「ナニ蚤を。ハテ仰山な蚤の取りよう」。
徳兵衛「コレ、蚤というものは愚かなもので、たちまち命を取られるを知らいで、体の中を這い廻る。取られぬうちにこの蚤も、早う高飛びすればよいものを」。
団七「ハテ、その蚤もじっと縫い目の中に居りゃア、捕らえられることもあるまい。一寸の虫にも五分の魂、一寸の虫にも、ナア五分の徳兵衛。そのうち逢おう」。

16:31 歌舞伎のせりふ | コメント(0) | トラックバック(0)
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