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「菅原伝授手習鑑」 車引のせりふ

2014/10/24
「菅原伝授手習鑑」車引で好きなせりふ、気になるせりふ、聞きとりたいせりふを集めてみました。名作歌舞伎全集第2巻、舞台を参考に。

梅王丸桜丸出会う。
♪鳥の雛の巣に離れ、魚陸(くが)に上がるとは、浪人の身の譬(たと)え草、菅丞相の舎人、梅王丸に桜丸。
桜丸「梅王丸か」。 梅王「桜丸か」。
桜丸「話すことあり」。梅王「聞くことあり」。

近況報告後。
桜丸「梅王丸」。 梅王「桜丸」。
桜丸「是非もなき世の」。両人「有様じゃなア」。

時平登場予告。
雑色「ハイホウ、片寄れ、片寄れ

梅王桜丸、時平に文句をいうことに。
梅王「何と聞いたか桜丸。斎世親王、菅丞相。憂目逢わせし時平の大臣、存分言おうじゃあんめえか」。
桜丸「成程なるほど よい所で 出ッくわした。そんなら梅王」。
梅王「桜丸、サア、来い来い来い」。

梅王桜丸立ち塞がる。車、やらぬ

杉王丸登場。
杉王「但しまた、時平公の御車と、知って止めたか知らずにか、返答次第で杉王が容赦はねえぞ」。

梅王丸桜丸車止める。
梅王「ムヽハヽヽヽヽヽ。言うな言うな。気も違わねばこの車、見違へもせぬ時平の大臣」。
桜丸「斉世の君様菅丞相、讒言(ざんげん)によって御沈落(ちんらく)、その無念骨髄に徹し、出合うところが百年目と、思い設けし今日只今、桜丸と」。
梅王「この梅王、牛に手馴れし牛追ひ竹、位自慢に喰い太った時平公殿の尻こぶら、二つ三つ五六百、喰らわさにゃア、堪忍ならねえ」。
桜丸「言われぬ主の肩持顔」。 梅王「出しゃばって」 桜丸「怪我まくるな」

enomi20141017-01.jpg

松王丸登場。
松王「待てエヽ、待ちやがれエヽ」。「ヤア、命知らずの暴れ者、いづれもにはお構いあるな。兄弟と一つでねえという、松王が忠義の働きお目にかけん。コリャ、エヽ」
仕丁「アーリャ、コーリャ」。
松王「松王がひっかけたこの車、止められるものならば、ならば手柄にサ、サ、ササヽヽ(笑い)、止めて見ろ」。

時平登場。
顕れ出でたる時平の大臣
時平「ヤア、牛扶持喰う青蝿めら、轅(ながえ)に止まって邪魔ひろがば、轍(わだち)にかけてひき殺せ、エヽ」。
梅王「さ言う大臣を轢き殺さん」。
時平「ヤア時平に向かって緩怠なり」。両人「何を」。
松王「なんと、我が君の御威勢見たか。この上にも手向かいなさば、この松王が一討ちだぞ」。
時平「ヤレ待て松王、太政大臣となって天下の政事を取り行う時平が眼前、血をあやすは社参の穢れ。助けにくき奴なれど、松王が忠義に免じ助けくれる。命冥加な蛆虫めら。」

ラスト。
松王「わいらよい兄弟を持って仕合わせ者。命一つ拾ったを、ありがたいと三拝ひろげ」。
桜丸「ヤア、おのれにも言い分あれど、親人の七十の賀、祝儀すむまで、のう梅王」。
梅王「そうだそうだ。その上ではナ、松の枝々へし折って、敵の根を断ち、葉を枯らさわ」。
松王丸「そりゃこの松王とても同じこと、親人の賀を祝うた後では、梅も桜も落花みじん。足元の明けえうち、早く帰れ」
梅王「ヤア、帰るを汝に」。 両人「習おうか」。松王「何を」。
時平「早く車を轟かせよ、エヽ」。 松王「ハアヽ」。

11:08 歌舞伎のせりふ | コメント(0) | トラックバック(0)
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