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新春浅草歌舞伎昼の部「春調娘七種」「一條大蔵譚」「独楽売」

2015/01/18
新春浅草歌舞伎!浅草は1年ぶり。去年の浅草歌舞伎以来だ。ずっと東京に住んでいても、浅草って実は数えるほどしか行ったことがない。着いたとたんに、観光客気分で写真を撮りだす。お芝居の前にまずはお詣り。
ちょいメモ備忘録20150117-04

ところでこの浅草歌舞伎、家族も親戚も毎年行っていたのに、世代交代したとたん「今年は行かない」、と。でもね、この舞台を見たことが自慢になる日が訪れるのを楽しみにして、まだまだヒヨコの若い衆を、育ての親の気分で応援したいではないか。猿之助から浅草歌舞伎を引き継いだ七人組。頑張れ~!
ちょいメモ備忘録20150117-01

1月17日昼の部、お年玉トークは巳之助と米吉。最初は口上っぽい雰囲気で始まった新年のご挨拶。初日から大分経ち二人とも慣れた印象。「独楽売ってのは実演販売する人のこと、私も実演販売します」とか言って、巳之助がセールスを始めたのが今回の芝居のパンフレット、七人のストラップ、そして隼人のカレンダー。隼人のカレンダーに相当時間を割いてた。割と話がうまい二人でテンポが良いトーク。最後は再び口上っぽくで締め。

ちょいメモ備忘録20150117-13

一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)
曽我五郎:尾上 松 也/静御前:中村 児太郎/曽我十郎:中村 隼 人

三人登場したとき、まず静御前児太郎のお顔の美しさが目をひいた。「ホーホケキョーとさえずっても」でおっとりとした鶯のような所作がかわいい。後半、曲のテンポが良くなると気品も漂わせ綺麗。松也、荒々しさみなぎるとまではいかないが、型をきっちりおさえた五郎。おとなしそうにふわふわ踊る隼人の十郎。

五郎十郎の浅葱、赤を基調とした裃、静御前の赤い着物がお正月らしい。七種の名に合わせた舞が華やか。

ちょいメモ備忘録20150117-02

二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 奥殿
一條大蔵長成:中村 歌 昇/常盤御前:中村 米 吉/八剣勘解由:中村 吉之助/鳴瀬:中村 芝のぶ/お京:中村 児太郎/吉岡鬼次郎:尾上 松 也

一人一人に見せ場があり、若手にとって配役しやすい演目なのだと思う。だけど、人の目を欺く作り阿呆は、人生の酸いも甘いもかみ分けて、その上で阿呆となることを選んだ人物なわけで、人間としての深さが求められるのだと思う。ある程度年齢を重ねなければできない難しい役であることを今回実感。それでも歌昇、頑張ってました。根が真面目だから、作り阿呆の軽さはないけど、本心を明かしていく場面では、真面目な分、長成の悲劇性がそれなりに出ていた。ところどころで叔父さんの面影が見え隠れして嬉しい。常磐御前も、本心を隠す役で、すごく重いものを背負っている。米吉の常磐御前はまだまだかわいすぎて。でも、平家への恨む気持ちを必死で出そうとしていたのは分かった。

そして花道から松也、児太郎登場。紫色の着物で隠密っぽい雰囲気の児太郎、常磐御前を責める台詞が真に迫っていてなかなか良かった。松也、黒い衣装ですっきりした美しさ。要所要所で場を締める、今回一番の盛り上げ役。しのぶさん、やっぱり上手いわ。八剣勘解由を諌める場面とか、他の二人の女形との所作が明らかに違う。息を引き取るときも儚げ。吉之助さんの荒々しさも◎。

ところで、浅草歌舞伎は歌舞伎座と違い正月らしい演目だと思っていたのだが、この演目、ラストで一條大蔵が八剣勘解由の生首を持ち、仕舞いには宙に放ったりするのを忘れていた。観客も若干ひいてたな。

こちら、歌昇が一條大蔵を習った吉右衛門の手形。あと、團十郎。
ちょいメモ備忘録20150117-08    ちょいメモ備忘録20150117-07

三、独楽売(こまうり)
独楽売千吉:坂東 巳之助/芸者:中村 米 吉/雛妓:中村 鶴 松/同:中村 梅 丸/茶屋女房:中村 芝のぶ/独楽売萬造:中村 種之助

この演目、私にとっては種之助のワンマンショー。思い返すと軽やかに舞い、伸びやかに見得を切る種之助ばかり目に浮かぶ。お父さんそっくりのニッコリ笑顔で、又五郎さんの若い頃にタイムスリップした気分。釘付けでした。巳之助も悪くなく、むしろ良かったと思うんだけど、種之助があまりにキラキラしててその影に隠れてしまった。

米吉はキップうのよい姐さん、しのぶは風格のある奥方で格好良い。鶴松、梅丸は緑、桃色の着物で、若い娘の賑々しさ。獅子舞もでできて巳之助と種之助が自分をコマに見立て踊ったり、正月らしさ満点。そして種之助に見惚れた華やかな独楽売でした。

ちょいメモ備忘録20150117-11

23:33 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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