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「坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道」 中川 右介

2015/02/06
不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。一方。女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。これは未曾有の奇跡なのだ。彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。葛藤と相克の四十年(「BOOK」データベースより)。

坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道 (幻冬舎新書)

筆者は、若き玉三郎にふさわしい役を老齢となった六代目歌右衛門に専有されたことを殊更強調する。しかし、どちらがふさわしいかはともかく、還暦を過ぎた男性が嫁入り前の娘を演じられる奇怪さこそが、型を駆使する歌舞伎という演劇の面白さだと思うのだが。

それはさておき、玉三郎は国立劇場新開場により育て上げたスター第1号の役者であること、優遇される名門の出とはいえない玉三郎と客の入らない上方歌舞伎で辛酸をなめた仁左衛門がコンビになったのは偶然でなく必然であることなど、知らない事実がたくさん。大谷桂三さんが玉三郎とともに守田勘彌の芸養子であったとは。歌右衛門、玉三郎に続く圧倒的女形はこの先出現するのか。

23:37 歌舞伎本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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