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「市川中車 46歳の新参者」 香川 照之

2015/03/29
なぜ“市川中車”だったのか。なぜ息子を歌舞伎界入りさせたのか。なぜ父と母は和解できたのか。46歳の新参者、俳優・香川照之が九代目市川中車を襲名するまで。今やっと語ることができる歌舞伎役者への道程。「家を継ぐ」ということ、「身を捨てる」という生き方(「BOOK」データベースより)。

市川中車 46歳の新参者

熱い。熱すぎる。修造が東大に入学して歌舞伎役者になるとこんな感じか。表紙の写真は、中車が白塗りを始めた頃、撮影したもので、まだ「拙い化粧」のものだそう。

中車の歌舞伎入りは團十郎の許しが必要だった。市川宗家って今もそんなに権威があるのかとも思ったが、そもそも澤瀉屋初代猿之助は九代目團十郎の弟子筋らしい。

現代演劇の役者である筆者が、歌舞伎と現代演劇の違いについて述べているくだりは面白い。

例えば歌舞伎特有の台詞回し。「歌舞伎調の詠う言い方で、きちんと楷書で言わなければならない」。「楷書で言う」とは、台詞を歌舞伎の言い方に則って言うスタイル。「なにをするもんかい」という台詞を、役者が言うのをテンポを落として聞くと「なぁ・にぃ・を・す・る・も・ん・か・ぁ・い」と一語一語きっちり発声されている。それを普通のテンポで、かつただ平易にしゃべるのでなく、きっちり詠った上で崩していく(「台詞を詠う」)。さらに玉三郎から中車が教授された「ノドの後ろから声を出す」発声。映像の世界では、後ろでなく正面からぶつけて声を出すのが通常だが、歌舞伎では口腔の中に空洞を作った状態で声を出す。

あと、歌舞伎は出演時間が固定化しており、映像の仕事と比べ規則正しい毎日になる。さらに、現代劇はひとつの芝居の進むスピードがひどく速く全速力で走る感覚。他方、歌舞伎の舞台はスピードがゆるやかで、現代劇ほど役者が役の感情に持っていかれることは少ない。

00:51 歌舞伎本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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