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国立劇場歌舞伎鑑賞教室「壺阪霊験記」

2015/06/10
国立劇場にて、七月歌舞伎鑑賞教室へ。時間を調べたら11時開始、13時5分には終了。みじかっ。いつもは4時間覚悟だから。

「歌舞伎のみかた」
坂東亀寿がすっぽんから登場。でもお化けの格好じゃない、素顔です。舞台装置、黒御簾音楽等、言語明晰に解説。コンパクトで分かりやすい。

今回のテーマは「女形」。片岡當史弥が舞台で自己紹介し、女形になる過程を見せてくれる。変身過程ををカメラが撮影し、舞台上のスクリーンに映し出す趣向。化粧のスピードはいつ見ても感心。あっという間に赤姫完成。・・・この企画、先日の海老蔵の六本木歌舞伎をヒントに思いついたのではないか。途中、中学生男子二人を舞台に上げ、振袖を着せ、女形の歩き方を教え、最後は當史弥とともに花道の引っ込みまで。女装して一番冷やかされる年代の男の子たちが、舞台で真面目にに當史弥さんの真似をしてるのがかわいかったなあ。

鑑賞教室、掴みはOK。欲を言えば、この後の演目に出番がない亀寿さんにも立役の所作をしてほしかった。

幕間に「濱ゆう」で京ぜんざいを頂いたあと、展示を見て廻る。次の演目由来の壷坂寺が実際に奈良県に在ることを初めて知った。眼病封じのお寺です。

奈良の観光ポスター。
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お里、沢市ゆかりの地、高取壷坂は薬の里、ということで、昔懐かしい薬の展示。右上に赤玉。
ちょいメモ備忘録20150608-03

そして「大心丸」を詰めた籠。この籠、とても立派できれいだった。「大心丸」は牛黄・センソ配合で40粒入り、10日分でなんと2万円!!!動悸・息切れ・気つけに効果あり。どんだけ効くんだ。
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「壺阪霊験記」  沢市:亀三郎/お里:孝太郎

全体を通して詠われる義太夫が切なく、寄り添って生きる夫婦の日々の情景を紡ぎだすよう。

目の見えない夫を思いやり気づかうお里(片岡孝太郎)。世話女房・恋女房、実はあまり孝太郎のイメージではないけれど、安定感のあるお芝居。そして目の見えない夫沢市(坂東亀三郎)。常日頃、妻お里が良くしてくれる事に感謝しているのに、目が見えないことで妻に対して引け目を感じてもいる。だからこそ、妻の不義を疑ってしまう。そういう沢市の心の弱さが上手く出ていたと思う。ただ、たとえ盲目でも、夫が妻を支配する関係性は存在するはず。そのへんがもう少し表われていればな、と。亀三郎が孝太郎に遠慮しているのか。あと、二人で唄う場面。一人ずつ唄う場面は良かったのに、一緒に唄うととんでもない不協和音になるのはこれ如何に。

と言いつつ、このままのお里と沢市で十分満足です。特に亀三郎さん。こんなに大きい役を見たのは初めてでとても嬉しい。

互いが互いを思いあうあまりの悲劇になるはずが一転、ハッピーエンド。沢市の目が見えるようになり、二人で手を取り合ってステップを踏む場面が楽しくて、嬉しくて、あたたかい気持ちになれました。

派手ではないが、楽しい鑑賞教室。亀亀兄弟がんばれ!
ちょいメモ備忘録20150608-06

00:25 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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