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6月歌舞伎座さよなら公演 昼の部

2009/06/22
昨日、6月歌舞伎座さよなら公演昼の部を見てきました。
Tさん、Zさん、Fさん4人で観劇です。

が、大失態を演じてしまいました・・・(泣)。

まずは、『正札付根元草摺』
曽我五郎時致(ときむね)ー松禄
舞鶴ー魁春
長唄、囃子

・・・紅白の市松模様がとってもきれいです。
最後の場面でこの市松模様が引き立ちます。
松禄の荒事が地道に上手になっている気がして楽しみです。

『双蝶々曲輪日記 角力場』
濡髪潮五郎ー幸四郎
放駒長吉ー吉右衛門
与五郎ー染五郎
茶亭金平ー松本錦吾
藤屋吾妻ー中村芝雀

・・・吉右衛門さんはやっぱり好きです。なぜか親近感倍増です。
お相撲に優勝したのに堂々と振る舞えずちょこちょこ
花道を掛けて行くあたり、アイドル顔負けのかわいさでした。

・・・幸四郎の濡髪はどうなんでしょう。
以前に幸四郎のお芝居を見たときも思ったのですが、
何を言っているのかよく聞き取れないのです。
そういう役が多いのでしょうか?

・・・染五郎はあんまり好きじゃない、と思っていたのですが、
今日は印象がかわりました。
好きじゃない理由は軽い感じがするからなのですが、
今日の役はそれを倍加させるような役回り!
なんか徹底して軽い感じで、これはむしろうまいのかな、と
思いました。
染五郎はあの感じでいってほしいです。
イヤホンガイドを聞いていたのですが、ひいきの力士濡髪のことを
ほめられて自分のものをあげてしまうあたり、上方歌舞伎らしさが
出ている場面だそうです。

『蝶の道行』
助国ー中村梅玉
小槇ー中村福助

・・・「あなたに抱かれて私は蝶になる♬」という歌が
頭の中をまわってました。なぜ?

『女殺油地獄』
片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候

20090622-01


河内屋与兵衛ー片岡仁左衛門
七左衛門女房 お吉ー片岡孝太郎
与兵衛叔父 山本森右衛門ー坂東彌十郎
娘 お光ー片岡千之助
小姓頭 小栗八弥ー坂東新悟
妹 おかちー中村梅枝
刷毛の弥五郎ー片岡市蔵
皆朱の善兵衛ー市川右之助
与兵衛兄 太兵衛ー大谷友右衛門
父 河内屋徳兵衛ー中村歌六
芸者 小菊、母 おさわー片岡秀太郎
豊嶋屋七左衛門ー中村梅玉

ここですよ、大失態は。
実は前日なぜかあまり眠れず、強烈な睡魔が・・・。
片岡仁左衛門さんがもう演ずることはないあたり役なのに。

結局最後の見所までほとんど意識がありませんでした。
最後の油にまみれて与兵衛が人を殺める場面では
いきなり意識が戻ったのがせめてもの救い。

でも、すごかったです。
なんてコメントしていいのか分かりません。
油で滑っては起き上がりの繰り返しなんですが
鬼気迫るものがありました。
狂気といってもいいと思います。
しかし、男前でいなせな感じでも十二分に残しているんです。
孝太郎さんのお吉もよかったです。
そして仁左衛門が片岡孝太郎(お吉)を殺める場面のきれいなこと!

20090622-02


油が油にしかみえず、
でもまさか油を本当に流すわけないと思って、
帰り際、花道のセッティングをしている方にきいてみました。
そうしたら、「かんてんという水です」とのこと。
かんてん?
いったいなんなのでしょう? 今度調べてみます。

大失態をしてしまったものの、本当によい場面は
花道真横で見ることができたので、よしとしよう、と思います。
でももう一度みたいなあ。
一幕見してしまおうか悩んでます。

しかし、千秋楽まであとわずか、なんですよね・・・。

寒天と同じ天草が原料のフノリ。一昔前には浴衣などの糊付けに家庭で使われてた、ということが分かりました。
22:22 鑑賞記録