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八月納涼歌舞伎第二部 「逆櫓」 「京人形」

2015/08/21
第一部と第二部の間は約1時間。舞台写真を見たり、店を冷かしているとあっという間だ。舞台写真の展示が3階から1階に移動していた。1階の土産物屋の奥にあり、人を掻き分けていくのが面倒くさい。あと、3階の写真を撤去したスペースに椅子を所望。

ちょいメモ備忘録20150820-05

一、ひらかな盛衰記  逆櫓
船頭松右衛門実は樋口次郎兼光:橋之助/畠山重忠:勘九郎/女房およし:児太郎/船頭日吉丸又六:国生/同明神丸富蔵:宜生/同灘芳九郎作:鶴松/漁師権四郎:彌十郎/お筆:扇雀

前から演目名は知っており、初見なので楽しみにしていた。なのに、橋之助が正体を見顕すまで、芝居よりも先に船を漕いでしまった・・・。一部二部連続だか予想できたこと。倒れかかった両側の方々、申し訳ない。

樋口次郎兼光(橋之助)、口跡がとても良かったと思う。台詞に重々しさがあり、古典をきっちり味わうことのできる台詞回し。権四郎(彌十郎)さんともども大熱演。橋之助は勧進帳の弁慶も良かったし、こういう重い役が似合っているのかも。

ちょいメモ備忘録20150820-06

畠山重忠(勘九郎)、最後にさばき役として登場。橋之助より年が若いのに、威厳がありきっちり場を引き締めていた。女房およし(児太郎)、事前に舞台写真を見て、玉三郎かと見間違えるくらいきれいだった。実物もきれい。お筆(扇雀)、寝落ちして記憶がない。

船頭三人組は、声変わりしたての発声が不安定な三人組。おそらく原因は、13歳の宜生くん。三兄弟のうち、てっきり次男がご出演かと思ってたら三男でした。国生、鶴松も相乗効果で不安定に感じた。船頭たちが「逆櫓」を練習するの場面を見ても、「逆櫓」が何なのか最後まで分からなかった。帰宅後調べたら、前進も後退も自在に船をこぐ操舵術のこと、だそう。そういえば、波が前後に動いていた。あれは前後ろ自在に漕いでいることの表現ということだろう。

畠山の家来で橋吾さん登場、眉毛がきりっとしてて、かっこいい。

寝てしまったものの、納涼歌舞伎の中で最も歌舞伎らしい演目で満足。

二、銘作左小刀  京人形
左甚五郎:勘九郎/女房おとく:新悟/娘おみつ実は井筒姫:鶴松/奴照平:隼人/京人形の精:七之助

甚五郎(勘九郎)が京人形に息が吹き込まれたのがうれしくて踊る姿はコミカル。大工道具のカンナやとんかちを使った立ち回りも、いつもと違い楽しい。

京人形の精(七之助)、衣装もきれいで本物の人形のようだった。七之助の白塗りは何度も見ているが、京人形になった七之助の白塗りはいつもと質感が違う。硬さと透明感は、マネキンのよう。人形になりきっているからそう見えるのか。最初の男の心を持った踊りも面白けど鏡を持った後の太夫の動きにやはり惚れ惚れ。

中村兄弟の息の合った踊り、さすがでした。

八月納涼歌舞伎、「棒しばり」以外見たことのない演目ばかり。笑いあり、涙あり、古典ありで楽しかったです。

ちょいメモ備忘録20150820-07

18:32 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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