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十二月歌舞伎座「本朝廿四孝」「赤い陣羽織」「重戀雪関扉」

2015/12/20
十二月歌舞伎座昼の部公演。花形中心なので3階B席。

ちょいメモ備忘録20151218-04

一、本朝廿四孝 十種香
八重垣姫:七之助/武田勝頼:松也/腰元濡衣:児太郎/白須賀六郎:亀寿/原小文治:亀三郎/長尾謙信:市川右近

文楽では見たことあるけど、歌舞伎では初見。

八重垣姫(七之助)、お姫様が恋に恋して勝頼さまに一途な思いをつのらせる。おきゃんな下町娘という感じの「七之助の八重垣姫」でした。うーん、なんとなくコレジャナイ感。七之助の恋に恋する役は親しみやすさと愛嬌が滲み出る。お姫様はもっと気品と風格があるのではないかと。

ちょいメモ備忘録20151218-01

武田勝頼(松也)、すっきりした二枚目。松也のこういう役は初めて見るかも。気品があり紫の裃姿もよく似合っており意外だった。腕を折り曲げずっと停止しているのは大変そう。もっとこういうお役に慣れればさらに上手くなりそう。

腰元濡衣(児太郎)、とてもきれい。黒い衣装が似合う。冷静沈着に八重垣姫と勝頼の仲を取り持つ。でもどうやら濡衣の恋人は死んだ偽勝頼らしい。その悲しみは伝わってこなかった。

「翼が欲しい」を楽しみにしていたのだが、このセリフは「奥庭」の段なのですね。これで歌舞伎三姫を一応制覇したことに満足。

二、赤い陣羽織 木下順二作 坂東玉三郎演出
お代官:中車/お代官のこぶん:亀寿/女房:児太郎/お代官の奥方:吉弥/おやじ:門之助

姿がよく似ている夫の取り違え話。よくもまあ中車が凝りそうな演目を次々と。分かりやすくて面白かった。中車が一番コミカル。

村民がズーズー弁(?)を話す村、という設定?お代官(中車)がいちばんズーズー全開。他の人たちもそれっぽく話しているけど、やや抑え気味。女房(児太郎)が頑張ってたけど、それでも控えめ。ズーズーが抑え気味だと方言をしゃべっているのか伝わりづらいから台詞をズーズー弁にする意味がなくなるけど、でもやりすぎると完全コメディになり下品になるし、あんばいが難しい。

ちょいメモ備忘録20151218-02

おやじ(門之助と女房(児太郎)夫婦は、ずっとイチャイチャしているバカップルなんだけど、下品じゃなく、こんな夫婦になりたいと思ってしまえる仲の良さ。

おやじ(門之助)、上品な顔立ちなのにゲジゲジ眉をつけて、もったいないような。だけどゲジゲイのおかげで門之助さんの顔の長さが愛嬌ある顔立ちように見えてきて。笑わせる間とか、さすがに上手い。女房(児太郎)、すごい綺麗。だけど、世話女房、恋女房らしさもちゃんと出ていて、可愛かった。芝雀さんみたいに一途な恋女房役を極めるのも夢じゃない。

最後にどーんと出てくるお代官の奥方(吉弥)。その場を制する風格がある大奥様。かっこいい。ただ、お代官と奥方(吉弥)、夫婦には見えなかった。

馬の孫太郎、でかっ。

途中、役者が客席に降りて手拭いを放るサービスあり。児太郎が一階から三階まで来てくれた!手拭いは全然届かなかったけど、近くに来てくれて嬉しい。その後あっという間に一階に戻ってた。さすがラグビー部で鍛えた脚力。

三、重戀雪関扉
関守関兵衛実は大伴黒主:松緑/小野小町姫:七之助/良峯少将宗貞:松也/傾城墨染実は小町桜の精:玉三郎

今年の二月に幸四郎、菊之助で見たばかり。今回は墨染と小町桜の精は玉三郎さんということで期待。観客も玉三郎が出る演目となると少々浮足立っている。

玉三郎さん、出番は最後の三十分くらい?でも久々にお目見えした玉三郎さんは、やっぱりおきれい。墨染はとてもはかなげで健気。小町桜の精は闘う女戦士。ラストの目力が勇ましい。少々お年を召したが、それも含めて舞台全体を支配する墨染、小町桜の精の空気を醸し出す力はやっぱり別格と感じた。

ちょいメモ備忘録20151218-03

関守関兵衛、大伴黒主(松緑)、痩せたのに、かえって線が太くなったような。所作が決まって、一つ一つの見得が絵になる。関兵衛の腹に一物ある感じが良く出ている。ぶっかえりもかっこよかった。小野小町姫(七之助)、八重垣姫で七之助に赤姫は似合わないと思ったが、小野小町は気品と可憐さを兼ね備えており、宗貞を恋い慕う一途さもみせ、風格十分。良峯宗貞(松也)、和事っぽい役もそれなり似合っている。もう一つ色気と柔らかさが欲しいけど、どんどん良くなりそう。私が松也贔屓なのは、化粧をすると癖のない正統派二枚目の顔立ちで、最近の役者さんにいないタイプだと思うからなのだが、どうでしょう。

歌舞伎座もクリスマス。今年も残りわずかです。
ちょいメモ備忘録20151218-05


08:39 鑑賞記録 | コメント(0) | トラックバック(0)
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